全世界で大ブームを巻き起こした前作『ダ・ヴィンチ・コード』(日本興行収入91億円/2006年5月公開)のシリーズ第2弾となる映画『天使と悪魔』のインターナショナル記者会見が12日(木)スイス・ジュネーブのセルン研究所にて(現地時間19時/日本時間13日午前3時)開かれました。
監督のロン・ハワード(54)、主演のトム・ハンクス(52)、ヒロインのアイェレット・ゾラー(39)ほかセルン広報ロルフ・ランドゥア、研究所長セルジオ・ベルトリッチらが出席しました。

セルン(CERN)は文献の検索および連携のために考案された言語であるHTML 、インターネット通信のために定めた規則(Hypertext Transfer Protocol 通称:HTTP)、 World Wide Web(通称: ウェブ)発祥の地としても知られ、現代の科学、物理の粋を集めた最先端の研究所で、現在も極秘裡にエネルギーの最先端技術研究が行われていると言われています。

この超機密情報を秘めた研究所で、ハリウッド映画の記者会見が開かれたのはもちろん今回が初めて。『ダ・ヴィンチ・コード』に続き、宗教象徴学教授ロバート・ラングドンが活躍する『天使と悪魔』 では、ラングドンが歴史上最も謎に包まれた秘密結社・イルミナティの復活の証拠を発見し、彼らが最大の敵とみなすカトリック教会=ヴァチカンに与えようとする致命的な脅威から、ヴァチカンひいては世界を救おうとする。この事件の端緒となる殺人事件が、セルン研究所で起こることから、セルンを舞台にした初の映画として『天使と悪魔』の記者会見がセルンで行われる快挙となった。世界15カ国以上から400人以上のジャーナリストが結集し、世界初お披露目となる9分間の特別映像上映に続いて会見が行われました。

セルン研究所長ベルトリッチ氏は、まず「セルンとハリウッドの協力がこのような形で花開き光栄です」とあいさつ。トム・ハンクスは本物の科学者たちを前に「映画の中では演技で我々は物理のことも歴史のことも、何でも知っているように演じているだけだ」。ただし水泳シーンに関しては「もちろん本当にトレーニングをしたよ」と答えた。ハワード監督は「セルンはこの会見をするのに本当に一番ふさわしい場所。昨日ダン・ブラウンが新作を書きあげたと連絡をくれました。彼に、映画のラフカットを見せたらとてもエキサイトしてくれました。原作とは設定は変えていないけれど、ダンからは『僕の原作をヒントにしてあとはイマジネーションを使ってくれ』と言われています。原作のテーマは『宗教VS科学』ですが、映画は必ずしもそれが中心となっているわけではありません」と、原作とは違う映画の独自性を示唆する発言でプレスの興味をそそりました。

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■CERN(セルン・欧州原子核研究機構)
スイスのジュネーブにある、世界最大規模の素粒子物理学を専門とする科学研究機関。1954年に設立後、欧州20ヶ国のメンバー国によって運営されている、超エリート理系頭脳集団。私たちが日々利用しているワールドワイド・ウェブ(WWW)発祥の地。今年、ノーベル物理学賞を受賞した日本人物理学者3名の理論を元に、宇宙誕生時の「ビッグバン」直後の状態を再現する世界初の実験に挑戦。この実験チームは、来年のノーベル物理学賞受賞も噂されている。