第59回ベルリン映画祭(2009年2月5日〜15日)フォーラム部門正式招待作品『愛のむきだし』(園子温監督)が1月31日(土)に初日を迎え、渋谷ユーロスペースにて舞台挨拶が行われました。

当日は本作が映画初出演&初主演のAAA西島隆弘、公開中の映画『プライド』でもその演技力を高く評価されている満島ひかり、安藤サクラ、渡部篤郎、渡辺真起子ら主要キャストと園子温監督が登壇し、全席満員・途中満島さんが感極まって涙するなど、熱気溢れるイベントとなりました。

Q:この映画の企画はどのようなことから生まれたのですか?
監督:15年くらい前、盗撮をしていた友人がおこした事件をもとに作品にしました。

Q:4時間近くという長尺は初めから意図していたものですか?
監督:製作していくうちに、主役以外のキャラクターも思いがけず面白くなっていき、出来上がってみたら4時間になっていました。

Q:主役のユウは女装・盗撮などをやる過激な役どころですが、いかがでしたか?
西島:色んな「愛」の形の表現の仕方があるんだなと思いました。
女装はどうせならメイクまでしたかったです(あまりメイクしていないので)
似合っているかはお客さんの判断にまかせます(笑)

Q:ヨーコ役を演じてみていががでしたか?
(満島さん、感極まって涙し、しばらく話せませんでした)
満島:この役を演じる前と後では全然違います。すごく命がけでやりました。
演じる技術とかはあまりないですが本当に一生懸命やりました。素晴らしい作品に参加できて嬉しかったです。
今までで一番生きてるって実感した現場でした。

Q:この映画に参加してみていかがでしたか?
安藤:本当にキャスト・スタッフ全員がこの作品に対して自分をむきだしにしていました。
約2ヶ月の撮影があっという間に過ぎていきました。

Q:神父という役柄はいかがでしたか?
渡部:神父の役だったので聖書の話など覚えることが沢山あって大変でした。

Q:この映画に参加してみていかがでしたか?
渡辺:キレイな神父さん(渡部)にがばっと抱きつく役柄だったので楽しかったです。
キャスト・スタッフ全員で愛をむきだしております。4時間かまえず、ゆっくりとご覧ください。

【主演・西島隆弘さんより一言】
西島:今日は初日に来てくださり、ありがとうございます。
すばらしい作品なので4時間どっぷりつかって下さい。