人気漫画家一条ゆかり、デビュー40周年にして一条作品初の映画化となる『プライド』が、2009年1月17日(土)に全国で公開初日をむかえ、丸の内TOEIにて舞台挨拶を行った。

本作は、全く別々の世界に生きてきた女の子二人が、オペラ歌手という共通の夢を目指し、ライバル同士として熾烈なバトルを繰り広げながら成長していく物語。
監督は『デスノート』シリーズの大ヒットも記憶に新しい金子修介監督。レコード大賞新人賞受賞の5オクターブの歌声をもつ今大注目の女子大生シンガー・ステファニー、『デスノート』やNHK連続テレビ小説「瞳」に出演していた若手実力派女優・満島ひかりの2人が主演をつとめており、渡辺大、高島礼子、及川光博ら豪華キャストも集結。

映画さながらに、舞台上でも女同士の戦いが勃発!! 劇中で女装姿を披露している渡辺大からは「女装がくせになりそう」と大胆発言まで飛びだす?!など、大盛況の舞台挨拶は以下のとおり。

日時:1月17日(土)
■場所:丸の内TOEI(中央区銀座3−2−17)
■登壇者:ステファニー<21>/満島ひかり<23>/渡辺大<24>/及川光博<39>/金子修介監督<53>

【登壇者コメント】
●ステファニー (麻見史緒 あさみ・しお役)
主演で女優デビューはうれしかったけど、緊張して大変でした! キャラクターが魅力的で、女同士のバトルが楽しくて、歌でもひかりちゃんとデュエットでバトルして・・・終わるときは寂しかったです。歌手なので歌は、撮影中の里帰り、みたいなところがありましたが、演技なのでまた違った感じでした。劇中みたいな四角関係に関わってみたい! 楽しそう! 劇中では蘭丸(大)くんが好きなんだけど、実際の私は神野(及川)さんがタイプかな?

●満島ひかり(みつしま・ひかり) (緑川萌 みどりかわ・もえ役)
私は現場でいろんな女性とのバトルがありましたので、毎日が山場でした(笑)! 映画を観た後、特に男性は私の役のことを怖い!とひいてしまうのですが、大丈夫ですか? 楽しんでもらえていたらうれしいです。ステファニーとはライバル役なので、現場では話さないようにしてました。歌は大変でしたが、ステファニーにアドバイスをもらって頑張りました。でも私は四角関係は嫌、史緒(ステファニー)のように好きじゃない人との結婚を決意するのは嫌です!
(及川さん:いいね〜ここでもバトル盛り上がってきたね〜!!とコメント)

●渡辺大 (池之端蘭丸 いけのはた・らんまる役)
僕は…原作と似てますかね?(笑)。いい意味で原作ファンの皆さんを裏切れればいいなと思って。女装のピアニスト役なので、ピアノの練習もしました。僕の女装、みんなビックリしたと思うけれど、一番ビックリしたのは僕です。女装のシーンも、薬局に走って、お風呂で3〜40分、体毛と格闘して臨みましたよ!・・・実際その気があるかどうかは・・・女の人はこう見られてるんだ〜と思うと悪くないな、と思います(笑)。また機会があればやってみたいですね。撮影中はステファニーとひかりちゃんが準備中もバトルしていて、このライバルコンビを取り持つアシスト役でした。それがいい形でスクリーンに出て、光栄です!

●及川光博 (神野隆 じんの・たかし 役)
大くんよりはマンガとそっくりでしょうか?(笑)。一条先生にもお墨付きを頂いてるので、この顔に産んでくれた親に感謝します。原作ファンや一条先生の期待に応えたかったです。四角関係・・・以前の僕だったら史緒(ステファニー)をすぐに選ぶけれど、大人になって女性のタイプも変わしましたね…刑事ドラマに出てくる小料理屋のママみたいなタイプがいいですね。皆さんも一度は修羅場、どうですか?(笑)。僕は2回、経験してますけれど(笑)。

●金子修介監督
今日もたくさん初日の映画があって、映画同士もバトルしてるわけですが、『プライド』を選んで来て頂いてありがとうございます! 原作がとても面白いので大事にしつつ、人間を活かして作りました! ダークでいじわるなバトルですが、音楽に一生懸命ゆえのバトルなので、さわやかな青春音楽映画です!