1月15日(木)、現在公開中の映画『赤い糸』の出演者らがユニセフハウス(港区高輪)にてチャリティセレモニーに参加しました。
今回、映画『赤い糸』では、FNS系列28社のテレビ局が出資し、「世界中の人に<ご縁>がありますように」と、入場者一人につき5円(ご縁)を、FNSチャリティキャンペーンを通じて(財)日本ユニセフ協会へ寄付する試みを実施しています。

この『赤い糸』×FNSチャリティキャンペーンの試みは、ユニセフの主な活動のひとつとなっている「子どもたちの貧困の削減」に同年代の『赤い糸』出演者たちが共感したこと、『赤い糸』が「人と人との絆」をテーマにした物語だということ、両プロジェクト共にFNS28局が携わっているプロジェクトであることなど、様々な結びつきにより実現しました。

2008年度のFNSチャリティキャンペーンは南アメリカにあるガイアナ共和国を支援しており、『赤い糸』からの寄付もガイアナ共和国の子どもたちの保健・衛生・基礎教育の充実のために使われる予定です。
セレモニーには、『赤い糸』に出演している南沢奈央、岡本玲、石橋杏奈、桜庭ななみ、柳下大と、FNSチャリティキャンペーンを通じて世界の貧しい国々を取材しているフジテレビ佐々木恭子アナウンサーも出席し、日本ユニセフ協会の早水研専務理事へ目録が手渡されました。

【以下、『赤い糸』出演者のコメント】
南沢:『赤い糸』を通してこのチャリティに携われて嬉しいと思う反面、自分の知らなかった事実を知って心が痛みました。同世代やそれよりも小さな子供が十分に教育を受けられなかったり、病気を予防したくてもできずに亡くなってしまうという事実を知り、私も行動を起こさなければと思うきっかけになりました。

岡本:中学生の時にみんなで集まって、地震で被害にあわれた方のためのチャリティ活動を行ったことはありました。子供だけではできないこともあるので、この今回の活動に参加できて嬉しいです。

石橋:同年齢の子やもっと小さな子が、こんなにも違う生活環境に置かれていることを知ってびっくりしました。今日、このチャリティに携われて嬉しいです。

桜庭:私は今、自分が学校生活を送っている中で、たまに「学校に行くのがめんどうだな」と少し思ってしまうこともあるのですが、学校に行けない子たちの存在を知って、自分の置かれている環境がどれほど幸せなのかを認識しました。今日来れてよかったです。

柳下:『赤い糸』を通してユニセフの活動に参加できてよかったです。これまでチャリティなどに参加したことはなかったので、今後も何かの力になれればと思います。

■南沢奈央さんより、早水専務理事に目録が手渡されました。
1月15日現在で映画『赤い糸』は76万人の動員を記録しており、一人当たり5円の寄付、つまり380万円が本日寄付されました(今後動員の伸びによって、寄付金額は伸びていきます)。本日寄付された380万円は、全額がユニセフを通じてFNSチャリティキャンペーンの2008年度の支援国であるガイアナ共和国の子供たちの保健・衛生・基礎教育の充実のために使われることになっています。

南沢:『赤い糸』は人との繋がりや絆の大切さがテーマなのですが、今日ここに来てお話を伺ったり展示を見たりして、私は世界中の人と人を繋ぐユニセフの活動と、この映画のテーマは共通する部分があるのではないかと感じました。少しでも『赤い糸』を通して、役に立てたら嬉しいです。

早水専務理事:皆さんと『赤い糸』をご覧になっている方々が、世界中の同世代の人に思いを馳せてもらうことは大変素晴らしいことです。また先ほど75万人の方が、この映画をご覧になったとお聞きしたのですが、ガイアナの全人口は75万人なんですね。『赤い糸』をご覧になった一人一人が、ガイアナの一人一人と“赤い糸”で繋がったのかなと思います。

【FNSチャリティキャンペーンとは】
フジテレビは、国際社会の貢献活動の一つとして、1974年にユニセフと協力し、フジテレビ系列28局からなるFNSチャリティキャンペーンを立ち上げました。2008年度4月より35年目を迎えるにあたり、アジア・アフリカの支援から世界の支援を目指し「世界の子どもたちの笑顔のために」とメインテーマを変更しました。34年間で寄せられた募金総額は34億円を超えており、この募金は、ユニセフ(国際連合児童基金)を通じて、恵まれない子どもたちを支援するために使われています。
2008年度のFNSチャリティキャンペーンは、南アメリカにあるガイアナ共和国を支援しており、チャリティキャンペーンで集められた寄付金はガイアナ共和国の子どもたちの保健・衛生・基礎教育の充実のために使われる予定です。