『イン・ザ・プール』『サウスバウンド』が過去に映画化されている人気作家・奥田英朗が、2005年に発表したベストセラー小説が映画『ララピポ』となってスクリーンに登場!
脚本は『下妻物語』『嫌われ松子の一生』で日本映画界を激震させ、ファンタジー『パコと魔法の絵本』も大ヒットさせた鬼才・中島哲也が務め、人間の裏側にあるダークな面を鋭く、そしてユーモア満載に描き、中島マジックを遺憾なく発揮。

公開を2月7日に控えた15日(水)に、本作の出演者で“ゴミ屋敷に住む淫乱主婦”を熱演した濱田マリと、中島哲也の一番弟子と目される本作の新鋭監督・宮野雅之が、新宿明治安田生命ホールにて開催された一般試写会終了後にトークイベントを行った。

<濱田マリ コメント>

■今回の“ゴミ屋敷に住む淫乱主婦”という役について
スパイシーな役は大好物です。(難しい役をやることは)成長しますので、勉強させて下さい!という意味を含めて取り組みました。難しい役だからこそ、この役を他の人には絶対にやらせたくなかったです。

■演じる上で難しかった点
今回は自分の引き出しにないものを要求されました。今まで幸せな人生を送っているので、「ものすごく不幸だな」と思ったことがありませんでした。でも今回の役は混沌とした中で苦しんでいる女性で、人の苦しみは自分で分からないと演じることもできないので、現場で困惑し、また反省しました。その点が難しかったです。

■どんな気持ちでゴミを貯めてしまったと思いますか?
彼女の中では「ゴミ」は「ゴミ」ではないと思う。自分ひとりじゃ抱えられない秘密があって、とても苦しい。その苦しみを少しでも隠すように、「ゴミ」をためていったんじゃないかと思います。なのであの「ゴミ」は動かしてはいけないんです。

■濱田さんはじめ、共演者の森三中・村上さん、若妻役のインリンさんと続けて結婚報道があったことについて
(会場からの拍手に対し、)二回目なので・・・、おめでとうとか「口パク」でいいんですよ! 拍手もエアーでいいです(笑)。

■ゴミ屋敷に住む役ですが、実際のご自宅は?
家事の中で一番好きなのは掃除ですので、ゴミは毎日捨てています。ゴミ出しも私がやります。

■ご主人は?
(ゴミ出しは)させられないです! 殿方にそんなお家のことは……。