誰もがもつ青春時代の「郷愁」を思いおこさせる大人の初恋物語、映画『悲しいボーイフレンド』の完成披露試写会&プレミアムライブが11日に恵比寿SPAZIOにて行われ、主演の寺脇康文、曲を提供した渡辺美里、草野陽花監督が登壇。

渡辺は「寺脇さんの大ファンなんです!こんな日が来るなんて……」と大感激!
街で見かけたことや寺脇さんの映画を観ていることなど、マル秘エピソードで本人を驚かせていました。
寺脇も「悲しいボーイフレンド」を聞くと胸がキュンとなります。と発言。
両想いの和気あいあいとしたトークイベントとなりました。

寺脇「本作は1985年のお話ですが、その頃には俳優になるべく上京して、三宅裕司さんの劇団に入って、役を勝ち取るべく毎日バイトと練習に明け暮れていました。「売れるぞ!!」と意気込み、輝いていた時期でした。今回は台本を読んだ時に自分が演技している姿がブワーっと浮かんできて、この役は誰にも取られたくない!!と思いました。曲を聞いた時に本作のことを思い出してほしいし、本作を観た時に曲のことを思い出してほしいです。本当に綺麗な作品で、テンポアップテンポアップではなく、空気感を大切にしている映画ですので、岩津(役名)と共に旅をしてみてください」

渡辺「監督の名前を初め見た時に、男性か女性か分からなかったのですが、映画を拝見したらすぐ男性だと分かりました。目線がとても男性的なんです。「悲しいボーイフレンド」(歌)ってすごく難しい歌で、悲しいボーイフレンドへの思いもありつつも今の彼氏のところに行くという、小悪魔的な女の子の歌なんですけど、それを男の人の目線で捉えるとこうなるんだ!って納得しました。「悲しいボーイフレンド」はいつも歌う度に胸がキューンとなるんです。だからそのタイトルの映画が出来たことも非常に嬉しいですし、その作品に寺脇さんがご出演してくださったことが本当に嬉しいです。劇中の寺脇さんがセクシーなんです!(笑)。出会いは上手くいくものであろうと行かないものであろうと、誰かのことを思い切り好きになりたい!と思える映画です。是非楽しんでください」

草野「美里さんの歌はベストテンの頃から覚えています。その時も胸に刺さりました。歌「悲しいボーイフレンド」から派生したアナザーストーリーと思ってもらえると嬉しいです。寺脇さんは見た目通り、本当に優しくて、現場スタッフといつも写真を撮ってプレゼントされていたのが印象的でした。渡辺さんの曲のように長く愛される作品になってほしいと思います。作品と曲がセットになって深く愛されるようになることを願います」