米俳優ウェントワース・ミラー(36)が、16日(火)、成田空港に海外ドラマ『プリズン・ブレイク シーズンⅣ』(来年初夏リリース予定)のプロモーションのため来日。今回のプロモーションが初来日となる。空港には、彼の来日を待ちに待った約500人ものファンが駆けつけた。サングラスをかけて笑顔で手を振りながら、さっそうと現れたウェントワースを見つけるなり黄色い声でお出迎え。ウェントワースは、笑顔をファンに振りまいた。『プリズン・ブレイク』シリーズの人気の高さをうかがわせた。成田空港ではファンの多さに、厳重な警備体制でウェントワース氏を迎えた。

さらに、12月17日(水)パークハイアット東京にて、大人気海外ドラマの『プリズン・ブレイク シーズンⅣ』の主人公マイケルを演じる、ウェントワース・ミラーの初来日記者会見が行われた。

Q:初めての日本来日はいかがでしょうか?
どんな国にいっても、空港で待ってくれるファンの存在はとても嬉しい。けれども、そんなファンとの写真撮影の時間や、メッセージを送る時間がとれなかったのが残念。そういうファンによって「プリズン・ブレイク」は成り立っているからね。

Q:日本に滞在している期間にやりたいことは何でしょうか?
今回滞在期間が短いのがとても残念。でも滞在しているホテルから、ディズニーランドを見ることが出来、しゃぶしゃぶも食べることが出来ました。1日だけオフの日があるので、神社に行ってみたいと思う。

Q:もし、マイケルと同じようになったら、ウェントワースさんはどうしますか?
多分、僕の場合、計画が失敗すると思う(笑)。自分とは違うからこそ、マイケルを演じていて楽しかった。シーズンをおってゆくごとに、マイケルは1人の男性として成長していると感じる。

Q:シーズン4はどういったお話なのでしょうか?
今までは常に追われる側だったけれど、今回はマイケルと兄の2人の人生を壊してきた黒幕と立ち向かう。これまでの3シリーズとは全く違うものだと思う。

Q:今年5月にティバック役のロバートが来日しました。そんな彼から、来日するにあたっての何かアドバイスはうけたでしょうか?
ロバートからはあえてアドバイスは受けなかった(笑)。もし驚くべきことがあるならば、人から聞いてからではなく、まずは自分で感じたいと思うから。でも、その前に僕は日本には少し縁がある。それは、僕は幼い頃に日本人の先生に柔道を習っていた。日本へ行きたいというのは小さな頃からの夢でもあり、それが今ようやく叶ったのでとても嬉しい。

Q:今までの撮影を通じてのエピソードは何かあるでしょうか?
面白いというか、とてもインパクトがあったのは、シーズン1の「ブラザースキーパー」というマイケルと兄の若い頃の生い立ちをフラッシュバックしたエピソード。2人はそういった生い立ちがあり、このような今があるのかというヒントになる。その回についてを出演者同士、思い出深い印象的な回だったと、時々話したりする。

Q:共演者との思い出は何かあるでしょうか?
特に思い出さないが、兄さん役のドミニックはドラマ上、冷たく暗い人間に見えるが、実際はとても明るくよくジョークを言う人。そんな彼の明るさに、現場ではとても助けられている。このシーズン4を経て、共演している人たちは、良い兄弟のような良いレベルでつきあえる現場になっている。

Q:マイケルは、家族想いで頭が良いが、別の役を演じることが出来るとしたら、どんな役をやりたいでしょうか?
マイケルとは正反対のティーバックをやりたい(笑)。お互い正反対のキャラクターがあるからこそ、引き込まれていくんだと思う。

Q:シーズン3では、サラとの別れがあるけれども、シーズン4では今後どのような展開になるのでしょうか?
ネタばれしたくないので、あまり隔して言わない。けれどもいえることは、マイケルにとって、サラとは生涯の1人の人であるということ。兄には見せない寂しさや悲しさを唯一見せることが出来、希望の光としてあるのが、サラである。なんらかの再会がみえるということをシーズン4で期待してほしい。

Q:ウェントワースさんは、マイケルと少し似ているのではないでしょうか?
マイケルと僕自身に似ているものがあるというのは嬉しい。マイケルと僕が同じなのは、物事をリサーチしながら進めるということ。そして、友人や家族の為には人肌脱ぐことが出来るということ。しかし、マイケルと違うのは、目的の為にどこまでもやるというところ。時に天才と狂気が混じっている。しかし、自分と違うからこそ、演じていて面白い。

Q:坊主頭がトレードマークだと思いますが、マイケルの髪型について、何かこだわりがあるのでしょうか?
この髪型は、髪はないけれど(笑)、とても込んだ髪型なんだ。2,3日経てば、すぐに切る。最初ドミニックが坊主だったので、似た感じにしたのでこのよう(坊主)になった。でもこの髪型はとても便利で、もし『プリズン・ブレイク』とは違う新しい役になった時に、髪の毛を伸ばせば、次の役にとりかかれることが出来る。勿論、マイケル・スコーフィールドもこの先多くの人に愛していてもらいたいけれどね。

Q:ファンの方々へメッセージをお願いします。
日本のファンの皆様にお礼をいいたい。ファンの方々の応援があるからこそ、こうして僕は頑張れている。本当に『プリズン・ブレイク』は自分に素晴しいチャンスを与えてくれた。日本にこうしてくることが出来たし、世界中にもこの作品の多くのファンがいることに感謝をしたい。この作品を通して、1人の人間としての大きな成長を与えてくれたと感じる。

2007年度レンタルNO1!いまや海外TVドラマのトップに君臨した『プリズン・ブレイク』。
シーズンⅣの発売はまだまだであるが、クライマックスに向け、ますます予測できない展開に、最高潮の面白さに仕上がっているのではないだろうか。

リリース情報:「プリズン・ブレイク シーズンⅣ」 2009年初夏リリース
発売元:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント  

(Report:大倉真理子)

<プロフィール>
1972年6月2日イギリス生まれ、NY育ちの36歳。最初の主演は、ABCのミニシリーズドラマ『ダイノトピア』(‘02)。映画『白いカラス』(‘03)でアンソニー・ホプキンスと共演。人気歌手マライア・キャリーの『It’s Like That』と『We Belong Together』のミュージック・ビデオに主演し話題となる。『プリズン・ブレイク』では、2005年のゴールデングローブ賞にノミネートされた実力派。イギリスのコスモポリタン誌が選ぶ2008年の “最も魅力的な男性”のトップテンにランクインを果たす。