『TOKYO JOE マフィアを売った男』を観て、クライム・ヒーローながら日本人的な筋を通したジョーの生き様に感銘を受けたという雅楽演奏家・東儀秀樹さんをゲストに迎え、奥山和由プロデューサーと小栗監督が“東京ジョー“にみる日本人の美学や映画にまつわるトークを、13日(土)渋谷シネ・アミューズにて行いました。

東儀さんの「映画めちゃくちゃ面白かった。集中して観ていつの間にか時間が経っていた。もの凄く悪いやつなんだけど、かなり特殊な生き方をしているその人物が日本人だというところにとても共感し感情移入が出来た。“忠義心”がこの映画の一つのテーマになってますが。日本人ってこうだったんだというのを再確認できた。大好きな映画です」との感想に、「スタッフ以外の感想を聞くのは初めてで、怖かったが一安心」という小栗監督。

奥山プロデューサーは「ドキュメンタリーは事実を並べていく中でその間は見えない、その間を埋める形で劇映画にするが夢。この人にはあの俳優さんがいいな、などと想像しながら観てください」と『TOKYO JOE』の更なる展開を示唆してイベントを締めくくりました。