2003年7月よりテレビ朝日「金曜ナイトドラマ」枠で放送された、人気TVシリーズの映画版『特命係長 只野仁 劇場版』の初日舞台挨拶が有楽町・丸の内ピカデリーにて行われ、主演の高橋克典をはじめ、永井大、櫻井淳子、西川史子、蛯原友里、秋山莉奈、三浦理恵子、梅宮辰夫、植田尚監督ら豪華キャスト11名が登壇し、場内を沸かせた。

ナイトドラマ枠が発祥ということもあり、お色気要素満載の本作。
挨拶冒頭から「無敵の下半身を持つ男!」と紹介を受けた高橋は、「その紹介はやめていただけますか・・?」と赤面。 この度高橋との過激なベッドシーンに挑んだ女医・西川史子は、「あのベッドシーンには8時間もかかりました。向こう3年分くらい、十分に楽しませていただきました。良かったですよね?」と振ると、軽く動揺したのかしどろもどろに「ハ、ハイ。結構でした・・」と答えた高橋。

植田監督からも、「スクリーンの耐えられないような(お色気満点の)演出の半分以上は高橋さんのアイデアです。責任とってもらわないと(笑)!」と、監督ではなく主演俳優が作品の全責任を取るという前代未聞の事態に、「ちょっと!僕は何もしてませんから!!」と困惑した一面を見せ、観客の笑いを誘った。

かたや、高橋とは親戚にあたる梅宮は、「原作にはないキャラクターだけど、高橋克典の親戚ということで強引に割り込みました(笑)。イケメンのヒーローが悪いやつらをやっつけ、お色気もあるという単純かつ明快な日本映画が今は少ない」と大絶賛。
最後に高橋も、「只野仁は不況のこの世の中と闘います。1,2度といわず、4度ほど劇場に足を運んでください!」と締めくくり、無事舞台挨拶は幕を閉じた。

(Report:Inoue Midori)