ここに純度100%の混じりけのないピュアなラブストーリーが誕生。
「愛していると言ってくれ」「ロングバケーション」「ビューティフルライフ」など数多くの大ヒットドラマを生み出してきた脚本家・北川悦吏子が、自らが執筆した脚本を基に映画『ハルフウェイ』で初監督デビューを果たした。

それだけでも驚きだが、北川監督をサポートしたのはあの岩井俊二と小林武史。岩井は今回、製作全般のアドバイザーとして現場の進行から編集までを徹底的にサポートし、小林も岩井と共に映画プロデュースに参加、ボーカリストSalyuと共に音楽も提供している。

12月9日(火)TOKYO FMにて、映画『ハルフウェイ』の完成披露が行われ、多くのマスコミと関係者、そして開場前から長蛇の列を作っていた観客が押し寄せた。
当日は、主演の北乃きいと岡田将生、北川悦吏子監督、岩井俊二、小林武史、Salyuといった豪華な顔合わせが実現。本作への並々ならぬ想いをそれぞれ語った。

本作で監督デビューを飾ったことに対して北川監督は、「今回は岩井さんと小林さんという2人の才能あるクリエイターの下で映画が撮れて幸せでした。とても集中してやりました。ドラマではなく、映画でもなく、独特な作品に仕上がったと思います」と、少し緊張しながらも胸を張って答えた。
そんな北川に岩井は「これは手作り感溢れた映画です。実は北川さんとは飲み仲間だったんですけど、この企画が上がってから足掛け4年くらい経ちます。ゆっくりゆっくり形を作っていったんですけど、撮影自体は2週間を駆け抜ける感じでまさに完全燃焼。北川さんは初めての作品ということもあって、何事にも好奇心旺盛でよく質問されましたね。“この映画は自分で作るんだ!”という意識が高くて、みんなが彼女に引っ張られていった感じです。『ハルフウェイ』は満点でいいんじゃないかな!」と、優しい言葉で北川監督を褒め称えた。

本作は北川の手法でアドリブが多かったそうだが、主演二人が「おもしろいアドリブを求められていたわけじゃなく、私が言った言葉に対して岡田くんも思ったとおりの言葉を返してくれるのでとても自然にできました。でもアドリブばかりだとどんどん素が出ちゃって(笑)」(北乃)、「北乃さんがガンガンいってくれるので僕はそれを受け止める感じでした。最初は戸惑ったけど、北川監督に相談したら“カッコよくして”と(苦笑)」(岡田)と言うと、北川監督は「2人は解放されているような、自由で生き生き泳いでいるような感じでしたよ。アドリブでは彼ら10代の生の言葉が息づいているはずです」と、満足気な様子でほほ笑んだ。

また、ひたむきでピュアな恋模様が描かれる本作にちなんで登壇者の初恋について話が及ぶと、真っ先にマイクを渡された岩井は困惑しながらも「中学の頃の同じクラスの子だったかなぁ。付き合うことも何もできなかったけど、そこで叶わなかった想いを映画で実現させている感じです」と話して会場を沸かせ、北乃は「今日は父が来ているので言いにくいんですけど、保育園の頃に父に似ている同級生を好きになりました」と明かすと、「幼稚園時代の同級生で父親似って・・・?」と岩井がツッコミを入れ、再び会場を沸かせた。

そしてこの日はスペシャルイベントとして、小林武史とSalyuによる主題歌「HALF WAY」の生ライブがお披露目され、小林のピアノとSalyuの美しい歌声が多くの観客たちを魅了した。
北川監督は曲が終わった後に感極まって泣き出してしまう一幕などもあったが、岡田の「泣かないで」という言葉に深く頷き、「こんなにすてきな曲を作っていただいて本当に感謝しています。ありがとう。そして、この曲に負けていないくらいすてきな映画になっていると思うので皆さん楽しんでください」と、最後は笑顔で呼びかけていた。

★Salyuが歌う主題歌「HALF WAY」は、「コルテオ〜行列〜」と両A面で来年2月11日に発売!
★音楽監督 小林武史の、映画音楽を中心に小林自らが厳選し収録した「WORKS」第1弾も絶賛発売中!

(Report:Naomi Kanno)