日本でも大ヒットした『アース』『ディープ・ブルー』のBCCが贈る『ミーアキャット』は、これまでにない映像体験が目白押しで、アフリカ・カラハリ砂漠の小さなミーアキャットが大きな敵にも家族の絆で立ち向かう驚きと感動の物語です。

オリジナルのナレーションは、先日、亡くなった名優ポール・ニューマン氏。そして、吹き替え版のナレーションを三谷幸喜氏が担当します。2日(火)、その吹き替え版の公開アフレコが、都内スタジオで行われました。ナレーション初挑戦ということで、かなり緊張した様子の三谷氏は、取材陣の「今日の出来は?」という質問に「8%。できれば忘れたい(笑)。でも、本番では100%のものができ、良い仕上がりになっていると思います」と、最後は力強くまとめてくれました。

Q.ナレーションに初挑戦ということですが、いかがでしたか?

特に声に特徴があるわけではないので、なぜ僕が?と驚きました。でも以前、留守電にメッセージを入れたら、戸田恵子さんに「声が良い」って褒められたことはあります。とにかく今日は緊張しました。

Q.英語版ナレーションを務めたポール・ニューマンについて

“ポール”は上手いんですよ(一同笑)。まるで、詩を読んでいるようで大変素晴らしかった。ポール・ニューマンが亡くなる直前にこのナレーションのお話を引き受けて、それからすぐに亡くなったので「縁起悪いなあ(苦笑)」と。
※今年9月26日にポール・ニューマン死去

Q.アフリカ・カラハリ砂漠という厳しい環境で生きるミーアキャット。三谷さんにとって“厳しい環境”はありますか?

(沢山の取材陣に囲まれている)今、現在ですね(一同笑)! 自分が作った映画ならいくらでも遊んでみるのですが、沢山のスタッフが膨大な時間をかけてひたすら真面目にストイックに撮った映画。僕がぶち壊すわけにはいかないとすごく気を遣いながらしゃべりました。

Q.映画の見どころについて

この映画は見たことのない映像が続々と出てきて、最後まで目が離せなかった。ミーアキャットのかわいい部分だけではなく、アフリカの大自然に生きる彼らの生き様、自然の残酷さなどもしっかりと描いているので、見応えがあって僕はかなり好きです!