毎年アジアの新しい才能を発掘している作家主義映画祭、第9回東京フィルメックスの特別招待作品で、237分間、息つく暇ない怒涛の物語が展開する(監督いわく「体感時間は90分!」)『愛のむきだし』の舞台挨拶が行われました。

登壇者は、AAA(トリプル・エー)のメインボーカルを務め、本作が映画初出演&初主演で盗撮のカリスマを演じる西島隆弘(23)、Folderのメンバーでソロ活動も盛んに行い、TV、CM 、映画と幅広く大活躍中の満島ひかり(22)、俳優・奥田瑛二の愛娘で、謎多き役を演じる安藤サクラ(22)、国際派の女優・渡辺真起子と、前作『紀子の食卓』が世界中で高い評価を受け数々の映画祭で受賞した園子温監督。

会場は、フィルメックスの常連客とは一風違う雰囲気の、若い西島ファンの女性で溢れかえり制服姿の女子高校生らで700人強の場内は満席。また場内には安藤サクラの父・奥田瑛二夫妻も駆けつけた。登壇者が舞台に上がると劇場中が黄色い歓声に包まれた。

西島「映画初出演です!監督、出してくださって、ありがとうございます!この映画は、愛してる人に愛さ
れるために、どれだけむきだしになれるか、という、まさにタイトルどおり『愛のむきだし』。たとえ付き合ったりしている関係の相手でなかったとしても、抱きしめたい!とか、チューしたい!という本能が全面に出ている作品なので、自分の恋愛感と比べてみてください」

満島「この映画は本当にすごい映画です。21歳のときに撮影したのですが、21年間生きてきた中で、一番がんばりました!!」

また上映後には、観客が園監督へ向けて・・・
「園さん!!!!これだけ言わせてください!!大好きです!!!!すごいです!」と、マイク越しに絶叫する場面もみられ、大喝采のなか幕を閉じた。