『シティ・オブ・ゴッド』『ナイロビの蜂』の監督が描く、“視覚の失われた世界”。カンヌ国際映画祭のオープニングを飾った映画『ブラインドネス』の初日舞台挨拶が、22日(土)に丸の内プラゼールにて行われ、出演者である伊勢谷友介と木村佳乃、そして酒井園子プロデューサーが登壇した。

●伊勢谷友介:メイレレスは、色々なことをプラスに転じてくれる素晴らしい監督。次回作ではスタッフでもいいので呼んで欲しいです(笑)。ショッキングなシーンもある映画ですが、撮影現場では女性の方が強かったです。僕はふがいない感じですみません(笑)。

●木村佳乃:私にとって初めての海外との合作映画の初日を迎えられて感激しています。ジュリアンは、最初は本当に緊張してしまって、まともに話せなかったのですが、女優としても女性としても素晴らしい人でした。私もスタッフでいいので、彼女の次回作に参加したいです(笑)。

●酒井園子プロデューサー:伊勢谷さんと木村さんは、2人きりの時は日本語で、それ以外は全て英語で演じるという難しい夫婦の役でしたが、違和感がなくてびっくりしました。作品同様、まさにボーダレスな感じでした。また、2人とも現場で色々な意見を出してくれました。

※ちなみに、本舞台挨拶の回は、視覚障害者の方にも映画をご覧いただける音声ガイド付きのバリアフリー上映であった。