映画『シルク』で国際的な評価をうけ、その活躍ぶりに話題をよんだ芦名星が二度目の主演作となった、映画『ジュテーム〜わたしはけもの』。11月22日(土)に角川シネマ新宿にて、芦名星・星田良子監督が参加し、初日舞台挨拶が行われた。

本作は、『金曜日の妻たちへ』『29歳のクリスマス』など、数々のドラマの脚本を手がけた鎌田敏夫が描く、愛と性の物語。『29歳のクリスマス』で鎌田敏夫とコンビを組んだ星田良子の映画初監督作品となる。
(星田)「今回初めての映画監督をした作品であり、テレビよりも少し乱暴なことが出来たかな？と思うが、でも基本的な態勢は映画でも一緒。」と述べ、さらに以前タッグをくんでいた鎌田さんに関して、
(星田)「鎌田さんは、ご本で勝負をされる方。例えば「嫌い」という意味にも、ただの嫌いという意味ではない。1つの文に4つも5つも思いを込めている。それを面白がっていくと、すごい世界観がある。芦名さんはとても頭の良い方で、それをよく理解しており、とても楽しくタッグが組めたと思う。」と、芦名星を絶賛した。

(芦名)「主演というのは、そう何度もあるわけではないのでとても嬉しい。演じた由佳という役は、まっすぐに歩んで生きていきたいという思いがあり、それはいいところだと思った。由佳は、日々何かを求めて生きている。それは例えば「綺麗になりたい」とか何かをしたいとか・・。そういうものを持っていたほうが、前に前に進んでいけると思うので、魅力的だと思った。」と、述べた。今回芦名星は、由佳という、けもののように、しなやかなに強くそして、孤独に生きていく若い女性の生き様を演じた。

今回の撮影で共演した加藤雅也に関して、
(芦名)「監督はタイトなスケジュールを組む方で、一瞬しかご一緒しなかった共演者の方が多かった。でも、加藤雅也さんとは、今回の撮影で1番お話しする機会が多かった。雅也さんは、本当に面白い方。雅也さんとご一緒に撮影するまでは、NGをほとんど出さなかったのに、雅也さんと撮影が一緒になってから調子が狂ってしまった(笑)。雅也さんは面白い話しかしない方。面白い話を真剣にまじめに話すので、とても面白い。」と、述べた。

11月22日から公開である本作のお勧めの見方とは？！
(芦名)「由佳という、彼女の気持ちを良く考えながら観て見ると、面白さがさらに増すはず。」
(星田監督)「何か1つに生きる視点が定まった時に、女性は綺麗になっていく。それは、この映画で2時間通してみてみると、芦名さんがどんどん綺麗になっていく姿がわかると思うけれども、そのプロセスと一緒だと思う。深い内容であり、エンターテイナメント性にはかけているかもしれないが、「女」というものを考えてくれればと思う」。

そして、実はこの11月22日の公開日はなんと！芦名星さんの25歳の誕生日！豪華なお花やケーキの嬉しいサプライズがあった。
(芦名)「自分が今日誕生日であることを忘れていた(笑)。25歳になり、スカイダイビングなど今までにやってこなかったスポーツをやりたいなと思う。後、バーべキューなど行けなかったので、自然の中で遊ぶということをしていきたい。」と、25歳の抱負を述べた。
今後の女優業に関しては、(芦名)「今は【この役をやりたい】というより、与えられた役を精一杯にやっているが、とても充実している。ずっと、この先もお芝居が出来たらいいなと思う。」と述べた。今後の芦名星の活躍にも是非とも注目したい。

(Report:大倉真理子)