60年代に一大ブームとなったGS<グループサウンズ>に夢中になった若者4人を描いた、映画『GSワンダーランド』の特別試写会「一夜限りの日劇GS復活祭」が15日の公開前に先駆け行われ、日劇1の大劇場948席を埋

め尽くす観客に迎えられて主演の栗山千明、水嶋ヒロらがが登壇した。

上映時間が近づくと、往年のGSスターが劇場外のレッドカーペットに続々と登場!
ケイ・アンナ、岡本信(ザ・ジャガーズ)、今井久(パープル・シャドウズ)、綿引則史(パープル・シャドウズ)、成田賢(ザ・ビーバーズ)、大石吾朗(エドワーズ)、マモル・マヌー(ザ・ゴールデン・カップス)、そして試写会のMCを務めたモト冬樹が一同に会し旧交を温めた。

主演の4人、栗山千明、水嶋ヒロ、石田卓也、浅利陽介と本田隆一監督がステージに姿を現すと、場内からは大声援と盛大な拍手が沸き起こった。
映画は、<タイツをはいてニュー歌謡>をキャッチコピーにしたバンド“ザ・タイツメン”が、日劇ウエスタン・カーニバルに憧れ出演を目指すために奮闘する姿を当時の雰囲気に合わせカラフルに描く。

水嶋が、「あの、是非ひとつ言いたいことがありまして・・・このメンバーの中で唯一僕だけ地毛でマッシュルームカットをしたんです。誰よりもヘアメイクに時間かかってました(笑)」とエピソードを披露すると、「そーなんです!本来は女性の方が、メイクに時間がかかるのに、いつも女の子より先に来てカールを巻いてもらってました(笑)」と栗山が暴露すると、場内からは笑いと共に水嶋ファンからの歓声が飛んでいた。

さらに、「衣装がタイツだったんですが、モコッとする箇所もいくつかあって・・ でも脱ぐときは気持ち良かったですよ(笑)」という水嶋に、他キャスト3人も間違いない!と言わんばかりに大賛同。
「女性が矯正下着を脱ぐときの気持ちがわかりますよね〜」とモト冬樹のコメントに、「はい。よくわかります。」としみじみ答え、普段クールなイメージの水嶋のコミカルな一面がファンの心をくすぐったのか、観客からは歓声が止まなかった。

高校時代に初めてGS<グループ・サウンズ>に触れた本田監督は、「最初は変な格好してんな〜と思ったけど、だんだん楽曲の素晴らしさが分かるようになって、GSをテーマにした映画をずっと作りたいと思っていました。
今日はかつてのミュージシャン達の憧れの地だった日劇で念願の作品を上映できて、感動しています!!」と喜びを噛みしめた。

(Report:Inoue Midori)