塚本高史・國村隼 最新主演映画『イエスタデイズ』公開記念に《クリームソーダ》で乾杯!!
塚本高史・國村隼の最新主演映画『イエスタデイズ』(配給:SPO)が、11月1日(土)に初日を迎え、翌2日(日)にシネマート新宿にて出演者・監督による舞台挨拶が行われました。
当日は、サプライズとしてキャスト・監督が客席の間を通り抜け登場すると、満席の場内からは黄色い歓声が飛び交いました。舞台挨拶で初日の心境と、今作のテーマである「親子の絆」について述べ、最後の写真撮影では公開を記念し、キーアイテムとなっている《クリームソーダ》で乾杯し舞台挨拶を締めくくりました。
塚本高史:長編映画は初主演で、公開して人が入ってくれるのか観てくれるのか不安でしたが、こんなに多くの方々にきていただけて不安はふっ飛びました。映画“初主演”という重みはなく、いつものラフな感じでいるんですけど、(舞台挨拶の時)真ん中にいる自分に違和感を感じます。いつも「おかず」みたいな感じだったので不思議ですが、嬉しいかぎりです。26年間生きてきてあまり人の事を尊敬したりすることがなかったのですが、慕われる人ってこういう人なんだなと、國村さんに出会って初めて経験しました。國村さんぐらいの年になったら、今の僕みたいな若者に、ついていきたいと思われるような役者になりたいです。実際の父親とは、血のつながった友達のような関係です。自分が親になって初めて親の気持ちが分かりました。
國村隼:(鑑賞を終えた)皆さんのお顔を見ると、この映画の優しい感じが届いたんじゃないかなと表情を見て思いました。派手な映画ではないですが、観てくれた方の必ずどこか琴線に触れるものがあると思います。人に例えると、ここに立っている僕達(出演者・監督)は“産みの親”で、今日は『イエスタデイズ』のお誕生日みたいなものです、この映画の“育ての親”はお客さんです。どうか大きく育ててやってください。塚本君とは初共演でしたが、すごく楽しかったです。役に対して人それぞれ色々なアプローチの仕方があると思いますが、何の話もしてなかったのに、初めて演じた時お互いのアプローチの仕方が似ているなと思いました。ふとした仕草が父親に似ている事があって、そんな時は見えない親子の絆を感じます。
和田聡宏:舞台挨拶は何回かさせていただいたのですが、監督と二人っきりの時もあったので、今日はこうして(登壇者が)たくさんいてホッとしています(笑)。30歳を越えて最近は、親を見ると愛おしく感じたりして、見えない何かが親子として繋がっているんだなと感じます。
原田夏希:昨日公開して名古屋や大阪にも舞台挨拶で行ったのですが、劇場に足を運んでくださる皆さんがいて、こうやって映画が完成するのだなと実感しました。18歳で上京して、親とは離れて暮らしているのですが、会わなくてもお互い思いやったり心配したりするのが親子の絆なのかなと離れてみて初めて感じました。
柳沢なな:凄く優しい映画で私も観たときに涙を流しました。離れて暮らしている両親に久しぶりに会うと、なんだか小さく見えたりして、自然と守りたいという気持ちになって、そういうのが親子の絆なのかなと思います。
風吹ジュン:私が撮影に関わったのは3日程で、現場が楽しかったなという印象ぐらいしかなかったのですが、作品を観て「これは絶対応援しなきゃいけない!」と思いました。応援しないでいい作品もありますからね(笑)。親子の関係では、言葉ではない長く一緒にいることで見えてくる感情があるのだと感じています。この話は少しファンタジーなんですが、もっと身近なテーマも含まれているような気がします。例えば、「親が育ててくれた自分」という見方をすると、生活の中でもとても良いヒントになると思います。
窪田崇監督:この企画を考えてから1年半が経ちますが、観ていただいた方の心の中で、この映画が完成するんだと思います。今回が長編映画初監督ですが、実家の広島の劇場に行ったら、うちの親が来て前売り券をあるだけくださいと言ったらしくああ親だなと感じました。