映画主演&CDデビューを果たしたのが、なんと“現役ホームレス”という前代未聞な映画『ホームレスが中学生』の完成披露試写会が10月21日(火)に行われ、監督・キャストが登壇しました。

【場所】富士ソフト アキバシアター
【登壇者】うつのみや八郎・蛭子能収パッション屋良・石崎直・望月美寿々・椿直・城定秀夫

現役ホームレス芸人のうつのみやさんは登場するなり、主題歌の「どうなるの?ニッポン」を披露。
舞台挨拶では寡黙なキャラクターを貫き通しました。
そして本日はなんと蛭子さんの61回目のバースデーでもあり、サプライズのケーキの登場に非常に喜んでおりました。

蛭子「最初、ホームレスの役だと思っていたので少し残念でした。ホームレス役だと話さなくていいから楽なんですよ(笑)。ロケの前に九州の競艇場で仕事があって、無理矢理戻るために、競艇場から船で空港まで行って、そこから大阪、そして新幹線に乗ろうと思ったら大雨で止まっていて、戻れなかったということがありました。その撮影は翌日に持ち越されたのですが、徹夜ですごく辛くて、「何で僕を抜かしてやってくれなかったのかなぁ」と思いました(笑)。脚本見るとびっくりするくらい真面目なんです! 文部省の推奨を貰えるくらい!感動したい人にはオススメです」

パッション「映画のお話を初めていただいて、すごく嬉しかったのですが、台本が来て初めてパロディであることに気づきました(笑)。小池徹平くんに会った時は何も言えませんでした。横で必死にセリフの練習をしている蛭子さんを見て癒されていました。次は『20世紀中年』に出演したいと思います!」

石崎「段ボールハウスを作ったり、残飯を食べるシーンが大変でしたがすごくいい思い出になりました。妊婦シーンもあるので是非観てください」

望月「演技が初めてだったので、緊張しました。いつもはグラビアが多かったので、初めて台本をもらって感動しました」

椿「奇想天外なストーリーで、とてもワクワクしました。笑える作品ではあるのですが、須崎(ホームレス)くんと周りの人間たちの関係がどんどん深まっていく姿が非常に印象的な作品です」

城定監督「最初、プロデューサーから話をいただいた時は(「ホームレス中学生」だと思って、とうとう来たな…と思ったんですが、違いました。公開日も一緒ですし、マネされたんですかね?(笑)。毎日雨が降っていて、段ボールの家は急遽、橋の下に作りました。本編を観ていただくと真面目な作品だと感じていただけると思います。メッセージを込めました」