10月16日(木)、TOHO シネマズ 六本木ヒルズにてpieces of love シリーズDVD発売記念 トークショー&上映会が開催された。「pieces of love」は、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズなどを制作した映像制作会社ROBOT が、若手クリエイターと贈る“泣けて、切なくて、優しい”ショートストーリーシリーズ。
そのシリーズ第一弾として、2タイトルが、10月24日にDVD同時発売となる。
vol.1 は、世界最高峰のアニメーションフェスティバル・アヌシー・インターナショナル・アニメーション・フェスティバルのグランプリを受賞した「つみきのいえ」、vol.2 は、次世代を担う若手映像クリエイターと若手人気女優が織りなす、切なくて、優しい、泣ける小さなラブストーリー3篇「日にち薬」「It’s so quiet.」「わかばちゃん」を収録。

はじめに、“pieces of love”シリーズについて、今回の作品を製作した株式会社ロボット代表取締役・阿部秀司氏が、このシリーズの成り立ちついて説明。
阿部社長「“pieces of love”シリーズの企画は、新しい才能ある監督や次世代を担う俳優さんと一緒に、ロボットが独自に今までとは違った形で作品つくりをし、発表していきたいという気持ちから、スタートしました。今後は、来年からになりますが、新しい才能の発表の場として、TOHOシネマズさんのご協力のもと、劇場35館300スクリーンで映画本編の上映前に約2分30秒のオリジナル作品を発表していく「ギフトムービー」プロジェクトもスタートします」

その後、本日のゲスト、「つみきのいえ」でナレーションを担当した長澤まさみと「日にち薬」に主演した谷村美月が登場。
抽選で選ばれた600人を超えるファンに大歓声で迎えられた。

お互いの作品を見た感想を「日にち薬の谷村さんは、すごくナチュラルで、かわいらしいなと思いました」と長澤さん。谷村さんは「すごく優しく、やわらかい映像だなと思い、それに長澤さんの声が合わさることによって、すごくあたたかい気持ちになれる作品だと思いました」と語った。

つみきのいえについて「主人公のおじいさんがすごくかわいらしくて、素敵なお話だと思いました。前向きに生きているおじいさんが、自分のおばあさんと重なって、私もこんな風に毎日を大切にしたいなと思いました」と長澤さんが話すと、谷村さんも「初めて出演した映画のプロデューサーの方から頂いたお守りを今でも大切に持っています」と、自身の“大切なもの”についてのエピソードを明かした。
また日にち薬について、弓道部に所属する女子高生を演じた谷村さんは「(弓道は)かなり練習しました。撮影中、的に当たることすら難しいのに、一度だけ中央に矢が当たった」と撮影中の思い出を話し、会場を盛り上げた。

最後に、長澤さんは「本当にメッセージ性が強い作品なので、観てくださる方によって、思うこと、感じることが違うと思います。いま、大事にしなくちゃいけないこと、やらなくちゃいけないことなどを噛みしめながら観ていただけたらと思います」と語った。
谷村さんは、pieces of love シリーズについて「どの作品も、どこか自分を応援してくれるお話だと思います。観終わったあとに、あたたかい気持ちになれて、ひとつひとつのエピソードがすごく充実していると思います。大切に観て頂けたら嬉しいです」とメッセージを送った。