日本中で多くの方々にご覧いただいて下ります「おくりびと」が、10月2日より開催されております第13回釜山国際映画祭のにて正式上映されました。
これにあわせて、主演の本木雅弘さん、滝田洋二郎監督、脚本の小山薫堂さんが現地へ赴き、舞台挨拶&観客とのティーチインを行いました。

<以下詳細レポートです>

今回の釜山国際映画祭は、世界60カ国315作品の上映が予定されており、過去最大の盛り上がりを見せています。
また、「おくりびと」は、10月30日(木)より、韓国の約150館の劇場にて上映される予定で、今回の映画祭での上映は、それに先立ってのものとなります。

平日の昼間にも関わらず、プサン劇場の1番スクリーンに集まった観客は約800人。
日本からの4人のゲストは皆「アンニョンハセヨー」と韓国語の挨拶から始め、場内はとても和やかな雰囲気でした。
監督は、自己紹介まで韓国語で。
本木さんは、韓国語で挨拶をするのはもちろん、最後には会場であるプサンの方言で呼びかけ、場内は大爆笑。
大変歓迎ムードの中、舞台挨拶を行いました。
本木さんの韓国語での挨拶の内容は以下の通りです。
本木さん:(韓国語で)はじめまして。本木雅弘です。皆さんにお会いできて嬉しいです。
(プサンの方言で)今日は楽しんで見てってください。

上映後、近くの劇場に場所を移動して行われたティーチインにも、多くのお客様がかけつけてくださいました。
本木さん、滝田監督が登場すると、『おくりびと』を見たばかりの観客からは、舞台挨拶にも増して熱い拍手が送られ、各質問の前には必ず映画への感謝の言葉が述べられました。
次から次へと質問の手は挙がり、客席と非常に近い距離でのやりとりのためか、話はどんどん深くなり、30分の予定が50分に延長。
直前にマイクに不具合が出て、生声でのティーチインとなり、一気に会場との距離が縮まり、とても和気藹々としていながら真面目な話が飛び交う密度の濃い時間でした。