9月30日(火)、恋する女子高生がへなちょこ応援団の応援団長になって、汗と涙の奮闘を繰り広げる映画『フレフレ少女』(10月11日全国公開)の完成を祝って、“大応援祭”と銘打った完成披露試写会が日本青年館にて行われた。

応援団の物語に相応しく、劇中に登場するライバル校、不知火高校応援団から本作の完成を祝って「フレ!フレ!櫻木!」とエールが贈られた。それを受け、緞帳の上がった壇上には、劇中と同じ団服(学ラン)に身を包んだ櫻木高校応援団(新垣、永山、柄本、斎藤、染谷)が勢ぞろい。人気絶頂の新垣結衣の登場とあって、場内には“ガッキー!”コールが飛び交った。役の桃子になりきった新垣は、「この映画を通して、元気を届けられたらと思います。そして、日本中が元気になる様に、会場のみなさんと一緒に『フレフレニッポン』とエールを贈りたいと思います!」と来場者と一緒に『フレ!フレ!ニッポン!』と型付きで応援コールを贈った。また、舞台挨拶では、「思いが通じれば奇跡は起きる」と云うセリフにちなんで、自分の身に起った奇跡の話や、撮影のエピソードが語られた。最後は、会場全体で、「押忍!」と気合を入れて、応援祭を締めくくった。
各登壇者のコメントは下記の通り。

新垣結衣:誰かを応援する事は、自分自身も応援する事なんだなと思いました。普段も、ファンの方に応援されて励まされると、笑顔になれるし、それを見て(ファンの方が)元気になれる、そう云うのが応援なんだなって思います。

永山絢斗:「応援する人間は、応援される人間より強くなければならない」っていうセリフが好きで頭に残ってます。撮影が始まってから、人に簡単に「頑張れ」って言えなくなって、言葉の重みを発見しました。

柄本時生:今年18歳になって、免許を取りました。学科試験はかなり落ちたけど、合格しました!奇跡です!

斎藤嘉樹:自分は今まで中途半端なところがあったけど、この映画を通して、最後までやり遂げる事を教わりました。

染谷将太:(撮影の)練習中に腰を痛めたり、ジンマシンが出たりしたけど奇跡的に直ぐに治りました。

内藤剛志:(自分の)撮影最後の日に、彼ら(応援団5人)が「フレ!フレ!内藤!」とエールを贈ってくれて、嬉しいと同時に、俺ももう少し頑張れるかなと思えた。この映画はそういう映画だったいう事がその時分かりました。

渡辺監督:この作品を撮り終わった後に、自分の母親も高校時代に応援団長だった事が判明しました。僕は応援団が好きなので、こういう映画が撮れて良かったです。この作品が無事完成して、こうして皆さんに観てもらえた事が僕にとって奇跡です。