2008年10月4日(土)、映画『劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』の初日舞台挨拶が行われ、会場は熱狂するファンで埋まった。

2008年1月に「仮面ライダー電王」が放送終了。今作品が3本目の映画化となった。テレビシリーズで主役を務めた佐藤健さんが根強いファンを作ってきたと言えるだろう。
クライマックスを迎えた今作品について、佐藤さんは「胸をはって、電王最後の作品」だと語る。「感慨深くて、すがすがしい気持ちです。皆さん本当にありがとうございます。」と笑顔をみせた。

佐藤さんの多彩な演技力は金田治監督も脱帽し、「僕にとっても思い出深い作品となりました。」と語った。
桜田通さんは「健くんにアドバイスもらいながら、最後まで撮り終えることができました。」と微笑んだ。アドバイスは“流し目しとけ”だったそうだが、神田沙也加さんの佐藤さんの印象も「目力がある人」と答える。佐藤健さん自身、目の演技を大切にしてきたのかもしれない。
ナオミを演じた秋山莉奈さんも体の曲線を強調するコスチュームと卒業だ。「寂しいです。最初は着るのも大変でした。その時間や面倒なところまで愛おしいと思うくらい、電王 ナオミが好きでした。」と感無量な面持ちで語った。

佐藤さんは作品が終わる寂しさもあるが「この作品ができるドキドキワクワク感があったので、早く完成して欲しいなあと思いました。」と今作品に対する気持ちを熱く語り、隣に居た松元環季ちゃんはこみ上げる涙を隠すように、顔ごしごしとこすった。

舞台挨拶の幕引きが惜しまれる中、登壇者達が手をつなぎ両手をあげ「ありがとうございました!」と深々と礼。大きな拍手と歓声が会場に響き渡った。

(Report:Hiromi Kato)