ベストセラー「もてない男」の著者で、現役の東大講師・小谷野敦の同名小説を映画化。
その『童貞放浪記』がクランクインし、今月末まで都内で撮影中。
主演には、監督からご指名をうけた山本浩司と、「女優業に本腰を入れます」と主人公が童貞を捧げる彼女役を演じる神楽坂恵。
撮影現場で、原作者、監督を交えて記者会見が行われました。
原作の小谷野敦さんは、「昔、三流大学でもてない男のドラマがあって、一流大学だってもてない男もいるんだと思って書き始めた内容なんです。映画化されるだけでうれしいので、完成が楽しみです」
山本浩司さんは「今まで童貞の役は何度か演じたことはありますが、東大卒というは初めてですね。(笑)」
神楽坂恵さんは「童貞であるという気持ちは分からないですが、演じる役は、自分と同じ年齢で、自分に近いキャラクターなので、がんばって演じてみたいです。」
小沼雄一監督は、「山本さんには、童貞らしい繊細でナイーブな雰囲気を出せるので、期待したいです。」

撮影は、大学の学会終了後の宴会場である旅館で彼女と出会うシーン。小雨が降る中、旅館の庭が二人の雰囲気を守り立てます。

作品は、年内に完成し、来春公開予定。

(Report:Yasuhiro Togawa)