9月7日(日)、白金にある結婚式場THE HOUSE siroganeにて、高橋ジョージ・三船美佳ご夫妻結婚10周年記念イベントが行われた。このイベントは、映画『あぁ、結婚生活』の公開を記念して企画された。映画は長年連れ添ったおしどり夫婦が、夫の浮気をきっかけに離婚を巡って起こすひと騒動と再出発をコミカルに描いたもので、映画の夫婦と同じおしどり夫婦として知られるふたりがゲストとして招かれた。この10年で映画と同じような夫婦の危機があったのか、夫婦円満の秘訣などを語った。

集まったのは“仮面夫婦”。ジョージさんと美佳さんは円満夫婦? 仮面夫婦?
 当日会場に来賓として招かれたのは、なぜか仮面をつけた男女のカップル。司会の池内ひろ美さんが実は、夫婦の様々な相談を受けるプロである夫婦問題コンサルタント、一部ではカリスマ離婚コンサルタントとも言われているという自分の素性と、「今日集まっているのは全員“仮面”夫婦です」とタネ明かしをすると、ジョージさん・美佳さんは口を揃えて「あー!」と驚きの声をあげた。美佳さんは「でも今日だけの仮面夫婦ですよね」とすかさずフォローした。

お互いをどう呼んでるかによって離婚する確率が分かる?!
ジョージさん・美佳さんは一体?
カリスマ離婚コンサルタントによるトークショーでは、まずお互いのことをどう呼び合っているかとの質問。二人とも子供の前ではパパ・ママと呼んでいるが、二人の時には名前で呼び合っていますとのこと。ただ、結婚2年目までは美佳さんはジョージと呼び捨てだったので、さすがのジョージさんも注意したと笑った。

美佳さん激白!「離婚を考えたことが実は一度だけあるんです」
2番目の質問は、お互いの体重を知っているか。これは二人とも「はい」と答えたが、美佳さんによるとジョージさんは結婚してから10年ずっと幸せ太りなんじゃない?と言って笑いを誘った。ここまでは離婚の心配は0の回答だが、ここで、カリスマ離婚コンサルタントが、結婚10周年のふたりだが、正直離婚を考えたことはあるのかのつっこんだ質問を投げると、ジョージさんはないときっぱり。一方の美佳さんはじつは一度だけあったと告白。子供が生まれる前、いい妻であろうとして言いたいことも素直に言えず、自分ひとりで悩みを抱えてしまっていたという。それを正直にジョージさんに伝えたところ、美佳さんのどん底まで一緒に降りてきてくれた。そこから美佳さんを救い上げてくれたと回答。これには離婚コンサルタントも「素晴らしいご夫婦です。映画のような仮面夫婦の心配はないですね」と太鼓判を押した。

サプライズのケーキ登場! 10年目のケーキカットにセカンドバイツでラブラブアピール。
ここで、ジョージさんから美佳さんにサプライズが用意されていた。ちょうど映画の公開日前日12日で結婚10周年、そして美佳さんの誕生日だということで、大きなケーキが登場。新たなる出発を祝うケーキカットや2度目の“ファーストバイツ”で、会場を沸かせた。

Q:結婚10年ということですけれど。
高橋「10年ではあるんだけど、ちゃんとした結婚式もやっていない。今年は何か、と思っていたがあたふたしていて・・・。この場を借りていろいろやらせてもらいました。

Q:派手な式をやられたんだと思っていました。
高橋「こういっちゃなんだけど、派手なイベントをばっとやる方は、危ないんじゃ・・・」
美佳「(すかさず、ジョージさんの口を押さえて) 違う違う。そんなことないよね」
高橋「5メートルのケーキとかさぁ」

美佳「娘が生まれて10ヶ月のとき、身内だけで簡単なお祝いをやりました」
高橋「最高級ホテルの‘庭だけ’借りて、食べるものはフルーツポンチだけ。何が高かったって、ビデオが高かったんだよな。ドレスとフルーツポンチ入れて、全部で30万。高い!」
美佳「いい思い出ですよね」
高橋「そうでもねぇよ」

Q:10年を振り返ってみて
高橋「60歳になるのも70歳になるのも楽しみになるような、時間を過ごさせてもらっています」
美佳「人生を本当に満喫できていると、実感できる生活。ジョージさんは、私の倍生きている人なので。
最初は、ロッカーは太く短く行くなんて言われて、寂しい老後になっちゃうのかなぁと思っていたけれど、娘が出来てからは、自分も元気でいなくては、と心が変わってくれたので、今は安心しています」

Q:今まで、うまくいかなかったことは?
高橋「お互いに向き合わない家庭が崩れるんだと思う。腹を割る、ある意味ケンカを常にしているといいんじゃないかな。うちは、時計を戻してまでも、意見を交わすから。(子育てにしても)それぞれのアプローチが違う、それだけのこと。それを話し合うことが大切。
美佳「娘を通してジョージさんが変わったことで、私も変われた。嫌なことがあっても、その変化を楽しめるようになりました」

Q:夫婦円満の秘訣は?
高橋「無理しない、作らない。うちはうち、と考えること」

Q:秘密をもたれたりすることは?
高橋「言ったら秘密にならないじゃん」
美佳「ジョージさんは、100%裏表がない。言わないでいいことまで言っちゃう。言いも悪いも、隠し事ができないんですよ。ストレートなところは、私も見習わないと。最初は、言わない方がうまくいくことがある、なんて思っていたけれど、我慢がつのって、自分が爆発したときに、その都度話し合ったり、正直にいることが大切だと思えた。明るく喧嘩できたら!それが一番の秘訣ですよね」

Q:10年経って改めて
高橋「ますます女性として美しくなっている。それを見せてもらって、自分は最高に幸せ」
美佳「最初から頼りがいがある人だけど、いろんな意味で、最近大人になってきたなぁと(笑)。器が大きくなったよね」

Q:お祝いは何かするんですか?
高橋「友だちと家族の食事会かな。感謝の気持ちを伝えるための」

Q:今後どんな夫婦に?
高橋「互いに成長していけたらいいですね。自分でも自分が暑苦しいなーと思うこともあるんですよ。でも、世の中に害を及ぼすような人間にだけはならないようにしたい。たとえ“陽性反応”が出たとしても(笑)。人から怨まれないにしたいな。」
美佳「娘にとっていいパパ&ママでいられるように」
高橋「おっ、いい答えだね」

Q:福田さん辞任については?
高橋「安部、福田さんは、(相撲と)続けて、ドーピング検査をしたほうがいいよ。絶対出るよ。あんな辞め方するんだから」

Q:次の首相は?
高橋「首相は、国民が決めた方がいいよ。それだと、人気投票になりがちだけどね・・・」

Q:政界へのデビューは?
高橋「それは全く興味が無い。ただ、みんな政治は勉強しなくちゃいけないことだよね」

Q:映画のPRを
高橋「結末をいってしまうと、ちょっとサスペンス気味のところもあるので言えないけど・・・」
美佳「だめだめ、言っちゃ!」
美佳「この映画は、(夫婦の)いろんなことを乗り越えてこそ幸せを描いている。“一番大切なものは一番傍にあるということ”なんですよね。あと、レイチェル・マクアダムスの美しさに魅入ってしまいました。本当にきれい。必見ですよ」
高橋「その金髪の彼女(レイチェル・マクアダムス)を見て、“人事ではない”と思った。出会った頃、美佳は金髪だったからね。この映画にキャッチコピーを付けるとすると、“どんな家庭も人事ではない!”ということですよ」

フォトセッション(写真とられながら)
高橋「(仮面を付けた夫婦試写会だからって)仮面夫婦の危機って感じには使わないでくださいよ! ほんと、調べますからね(笑)」