世界38カ国で初登場1位を飾り、全米3億ドルを突破したメガヒットムービー『アイアンマン』がいよいよ9月27日(土)日本公開。主人公トニー・スターク社長を好演し、再び偉大なキャリアを築き始めた名優ロバート・ダウニーJR.が、『チャーリー』(92)以来、15年ぶりに来日! 本国アメリカではすでに続編『アイアンマン2』の製作も決定し、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのダウニー。日本でも女性を中心に、確実にファンが急増中の彼が、4日(木)ジャパンプレミアに登壇しました。

会場となった国際フォーラムには、少しでも良い席を確保しようと朝早くから並んで待っていたファンの長蛇の列が。(中には徹夜組みの姿も)また客席は全米での大ヒットを受けていち早く観たい!という方々が駆けつけ、東京国際フォームホールA5000席が満員御礼!となりました。
レッドカーペットでは、筑波大学:山海教授が開発した世界初のロボットスーツ「HAL」との対面。また舞台上では、北京五輪で感動を与えてくれたメダリストたちが応援に駆けつけ、大大大興奮!!!の舞台挨拶となりました。

《レッドカーペット》
豪華ゲストが続々とレッドカーペットに登場するなか、つくば大学山海教授が、自身が開発したロボットスーツHALとともに登場。ロボットスーツと共存する未来について語っていただきました。

Q:映画はいかがでしたか?
山海教授(以下:山):楽しかったですよ、普通のSF映画とは違って、とてもメカニカルで技術面もよく見えて。これからもっと面白くなるんだろうなぁと思いました。

Q:まるでアイアンマンを現実にしたようなHALですが、今後の活躍シーンは?
山:アイアンマンは指示をだして動きますが、HALは脳の細胞とシンクロして動くので、アイアンマンよりも進化しているといえるかもしれません。今後は自立生活の支援や、介護、リハビリテーション、重作業、またエンターテインメントの面でも活躍できると思っています。

Q:エンターテインメント?
山:はい。HALは脳から出る微弱な信号を読み取って動くのですが、誰かが装着すると、そのスキルや身体能力をを、また他の人も経験することができるんです。また動きを補助することもできれば、負荷を与えることもできるので、例えばCGで雪山の様子を表現をするという場合、雪山を歩く負荷を与えることができるので表現の助けもできます。負荷を与えるという面ではスポーツ選手のトレーニングにも役立ちますね。

Q:今後の具体化は?
山:『アイアンマン』で途中から主人公は平和を望むようになります。そこがとても好きなのですが、人の生活において、テクノロジーとの共に生きていくことは、もはや夢物語ではありません。数は少ないのですが、今年の段階で既に一般に使っていただけるよう動いています。また2009年にはフルシステムとしてとして現実化していく予定です(会場驚)。

ここで、いよいよ主演ロバート・ダウニーJRが登場! その風格はまるでトニー・スターク。ファンからの熱狂的なサイン攻めにも優しく丁寧に応じました。

Q:まずご挨拶を
RDJ:今日は起こしいただきありがとう。日本に来れて興奮しています。今日は皆さんが楽しんでいただけるよう祈っています。

Q:ファンの方々も熱狂的なお出迎えでしたね。
RDJ:こういうファンの方々が映画を観てくれるからヒットしてくれるんだと思います。感謝の気持ちでいっぱいです。

Q:15年ぶりの来日はいかがですか??
15年前にはこんなにファンの方が集まってくださることはありませんでした。今日はこんなにたくさんの方が来てくれて驚いているよ。

ここで先に登場したHALが約70kgもある酒樽を軽々と持って登場。

RDJ:Amazing!!(すごい!)いいね! 着ててどんな感じなの?
HAL:この酒樽がまるで子猫ぐらいに感じるんです。
RDJ:飛べるんですか?
HAL:それはまだ・・・ ただ、2009年からは実用可能なんですよ。
RDJ:そこがアイアンマンの面白さ。近未来には実現できるという、ほんとに現実的なものを描いているんです。

アイアンマンの大ヒットを祈願して、HALと一緒に鏡開きをすると「ファンタステイック!」と一言。初めての鏡開きについて聞かれると「簡単でした。でもこれからHALがこの酒を全部飲み干しますよ」とジョークを交わし、思わず観客からは笑い声が。深々とおじぎをし、拍手が贈られる中、レッドカーペットを後にしました。

《舞台挨拶》
ゲスト:
内柴正人選手 柔道(66Kg以下級) 金メダリスト
太田雄貫選手 フェンシング(フルーレ個人)銀メダリスト
松田丈史選手 競泳(200m バタフライ)銅メダリスト
北島康介選手 競泳(200m/100,平泳ぎ)金メダリスト
司会:クリス・ペプラー

今か今かとダウニーの登場を待つ会場。スクリーンにまるでトニー・スタークのように手を広げたシルエットが現れると・・・会場から拍手と声援の嵐!!! 5000席が埋め尽くされ、満員御礼となった客席が一気に沸きあがりました。

司会:まずはご挨拶を
RDJ:ここに来れてとってもエキサイティングな気持ちです。アメリカでの公開が4ヶ月前で、それから世界中で成功している映画なのですが、今日この場所も満席で・・・今、私は謙虚な気持ちでいます。最初スタジオはこの役をを私にやらせたくないと言っていました。というのも本当にヒットする映画になるか不安があったからです。だから私もスタッフも一生懸命映画を作り上げ、すべての人の中にある英雄の部分を引き出し表現しました。きっとそれに共感し、反応してくれたのだと思います。日本でも多くの人が同じように感じてくれると思う。今日は楽しんでください!

司会:15年ぶりの日本は?
RDJ:クールな国だよね。今回は時間が足りないので、またしっかり日本に来て楽しみたいと思います。それからこれが終わったら、皆さんをクリスさんのお宅にご招待させていただきますので(会場笑)。

ここでスペシャルゲストとして、北京五輪メダリストたち&北島康介選手が飛び入り参加。さらに会場はヒートアップ! メダリストそれぞれから、ダウニーへ質問が寄せられました。

内柴:こんばんは。僕にも子供がいるのですが、映画を観てお子さんに何か言われましたか?
RDJ:「バカげているよ、お父さん」と言われました。。

太田:僕は今就職活動中なんですけれど、映画の中で社長を演じられていて、社長の気分は?
RJ:言葉では説明できないくらいいいんです。権力・・・栄光・・・でも映画なんで現実とは違うんで。。(会場笑)

松田:今の水着は着るのに30分ぐらいかかるんですが、パワードスーツの着心地はいかがですか?
RDJ:まぁまぁです。でもトイレに行くのは大変でした。でもプールの中だったら・・・・着たままでも大丈夫ですね(会場笑)。

北島:全世界でヒットされているので、この日本でも金メダル級の大ヒットを願っています。
RDJ:非常に嬉しいです。ありがとうございます(会場拍手)。

金銀銅のメダリストたちが、メダルを首にかける一報、ダウニーはしっかりとアイアンマンのポーズをとり、笑いを誘う場面も。最後には日本のファンへメッセージが寄せられました。

RDJ:本当に今興奮しています。この映画、気に入っていただけると思います。気に入らない人はちょっとどうかしているね(会場笑)。でも僕もちょっとおかしいんで、そういう人とは気が合うと思います。皆さんの歓迎ぶりに心から感謝しています。最後まで楽しんでください!