8月2日(土)より全国7館の単館系上映作品として公開いたしました『闇の子供たち』は、全国で満員御礼のスタートを切りましたが、北京オリンピック開催中もその客足は衰えず、全国の公開劇場が続々決定しています! 幼児売買春や臓器売買の問題などを描いた、大変難しく重いテーマであるにも関わらず10代からシニアまで男女問わず幅広い客層に支持をいただいての大ヒットは、まさに本年度映画界最大の事件!です。

8月27日(水)には、阪本順治監督がメイン館であるシネマライズに登場! 満席の会場でティーチインを行いました。平日の最終回終了後の21:20からのティーチインにも関わらず、誰一人帰る方もなく監督の言葉に聞き入っていました。

観客の皆さんも気にしていた子供たちが虐待されるシーンについての問いには、「現場では、大人と子供を別々に撮影しましたので、タイの子役には醜い大人の裸体を見せていません。同じフレームに映っているシーンでは大人に背を向けさせて子供を映したり、大人の方を向いている子供を背中から撮る場合には、目をつぶらせて大人の姿を見せないようにしました」とスタッフ一同が最も慎重になったタイの子役の人たちへの撮影エピソードが語られるなど、客席からは質問が後をたたず、阪本順治監督はそのひとつひとつに答えながら『闇の子供たち』の撮影秘話やこの映画に込めた思いを明かしていきました。

日本にもあるといわれる子供を取り巻く悲惨な現実についてどう思うかというシリアスな問いから、江口洋介さん演じる主人公南部のキャラクター設定への質問、原作者の梁石日さんとのやりとりについてなど終了時刻になっても客席からの質問の挙手は増えるばかりでした。

『闇の子供たち』は8月30日(土)からは首都圏のロードショー館での拡大公開も決定! 
原作の梁石日の同名小説は(幻冬舎文庫)、現在、20刷を重ね37万1千部の大ヒットとなっています。世の中がオリンピックで一喜一憂し、またマーケティング重視の映画が大方を占める中、アニメ映画に皆が駆けつけている夏休みの最中に「なぜこのような重いテーマの作品なのに観客が集まってくるのか」という、思いを強くする、まさに“本年度映画界最大の事件!”をお見逃しなく!

★現在、シネマライズ(東京都・渋谷区)をはじめ全国11館で公開中
8月30日より有楽町スバル座、新宿ミラノ、WMC板橋、立川シネマシティ、WMC浦和美園、シネマックス千葉など首都圏ロードショー館での拡大公開、さらに上映申込の劇場が殺到しており、現時点で既に全国60劇場が決定!