全世界が待ち望んだ映画『20世紀少年』の第一章が8月30日ついに公開となり、それに伴い有楽町日劇2にて初日舞台挨拶が行われた。
先日19日、パリでは日本公開に先駆けワールドプレミア試写会が開催され大盛況のうちに幕を閉じたばかり。
既に20の国と地域で公開が決定しており、第二章・第三章の今後の公開に向けて幸先の良いスタートとなった。

満席の観客に向けて、主演ケンジを演じる唐沢寿明が「朝早くからどうも有難う。真田広之です(笑)」と場内の笑いを誘い、
それに負けじとマルオを演じる石塚英彦も「今回ポニョの役で出演させて頂きました。水中で呼吸をするのが大変で・・・(笑)」と唐沢に応戦。
一体何の映画の舞台挨拶か分からなくなってきたところ、他の出演者が今回の公開について心境を語った。

豊川悦司 「一年間にわたったこの旅を僕達と一緒に楽しんでください。自信の持てる作品に仕上がっています。」

常盤貴子 「映画の中は怪しい人ばかりで、トモダチって一体ダレ!?って思うところもあったかと思いますけど、そこも楽しみのひとつなので、この映画の世界観を十分に味わってください」

香川照之 「この映画の反響がここまで大きく、沢山の人達がこの映画を楽しみに待っていてくださることは、今未だ撮影中の僕達にとって、何よりの勇気付けになります。本当に有難うございます。」

宇梶剛士 「昨日定食屋さんで偶然20世紀少年のコミックを全巻持った人と出くわしまして、改めてこの映画の影響力を感じましたね〜。この作品に携わることができて光栄です。」

佐々木蔵之助 「あいにく僕は死んでしまいましたけど・・笑。第二章、第三章と引き続きご支援いただけることを願っております」

この度の舞台挨拶では、作品のキーワードともなっている”トモダチ”の手ぬぐいを650人の観客が顔に巻きつけフォトセッションを行うという予想外のサプライズを敢行!!
出演者も観客とコミュニケーションをとりながら、終始和やかな舞台挨拶となった。

続編の撮影も順調に進んでおり、パリのプレミアでもユキジ役を務める常盤が「今、第三章の準備で柔道の特訓中。あなたみたいに大きい人でも投げ飛ばしちゃうわよ」と現地の観客を前にユーモアを交えながらエピソードを語った。
また、現在本作HPでは第三章に出演するエキストラを大募集中!主要メンバーの出演は勿論、その他大勢キャストも登場予定。
あなたもエキストラに応募して、『20世紀少年』の世界観にこの夏ドップリ浸かってみるのはどうだろうか。
暑い夏が過ぎ初秋が訪れようとしている中でもなお、映画『20世紀少年』の熱は当分冷めそうにない。

(Report: Inoue Midori)