8月30日(土)より全国公開となる、日本初のパンダドキュメンタリー映画『パンダフルライフ』。本日8月30日(土)の公開初日を祝して、監督の毛利匡、そして本作品で映画のナレーションに初挑戦した菅野美穂が新宿ピカデリーにて初日舞台挨拶に登壇した。

【菅野美穂コメント】
「本日はありがとうございます。映画『パンダフルライフ』、今回初めて見るパンダのしぐさだったり生態だったり‥、普段ではなかなか観る事のできない映像ばかりです。是非楽しんでいって下さい。」
【毛利匡監督】
「去年の初夏から撮影に入りまして、ドキュメンタリーですから当然シナリオも何もない所から始まりました。その中で少しずつ発見を重ねて、それを積みあげて作った作品です。楽しみにしていて下さい。」

観客の中には、実際に和歌山のアドベンチャーワールドや中国四川省にあるパンダ繁育基地を訪れた事がある人も居たようで、やはり無類のパンダ好きが集まったこの日の舞台挨拶。ナレーションを担当した菅野自身も、実際に和歌山のアドベンチャーワールドを訪れたようで、【菅野】「そうなんです。実際にバックヤードからりんごをあげたり、笹をあげたりしました。でも私が子供の頃なんかは、上野動物園でパンダを見るといったら本当に分厚いガラスで、立ち止まってもいけなかったので、歩きながら、それも本当に遠くからしかパンダを見る事が出来なかったんです。だからすごく“憧れの動物”というイメージがあったんですが、今作品ではすごく身近に感じられるしぐさとか、そういった新たな一面を知る事が出来たし、しかも意外とオヤジっぽいんだなぁ〜とか思ったりして(笑)、何だかすごく親近感が湧きましたね。」とパンダと触れ合った感想を語った。

——では監督にお聞きしたいんですが、1年間の撮影を通して、新たに発見できたパンダの魅力などはありましたか?
「全部が発見の連続だったんですけど、さっき菅野さんがオヤジっぽいなぁとおっしゃってましたがまさにその通りで、本当に中に人が入ってるんじゃないかな?と思うぐらい(笑)、人間っぽいしぐさがあって驚きましたね。そんなパンダを見ながら人間の事を考えたりと‥、すごく不思議な時間を過ごしました。」

——撮影中苦労した事は?
「とにかく本当に動かないんですよ(笑)。寝てしまうと平気で2.3時間は過ぎるし、笹を食べ始めたら1.2時間はずっーと食べ続けてるし‥、“パンダ時間”というものに慣れるまで苦労しましたが、その時間に身を任せられる様になってからは、本当に色んなものが見えてきました。」

そしてこの日のゲストとして、今作品の撮影に協力した成都ジャイアントパンダ繁育研究基地主任、張志和さんが登場。【張志和】「本日はありがとうございます。皆さんパンダを好きだという事、そしてこの映画を観て頂けるという事でとても嬉しく思います。皆さん、是非一度この映画の主人公であるパンダ達の故郷、成都パンダ基地に遊びに来てください。」と挨拶。

——では最後に、これから映画をご覧になる方達にメッセージを。
【菅野】「ふんわりもこもこ、そして時にオヤジっぽい、かわいいパンダ達の見たことのない表情がたくさんご覧頂けると思います。私もいつか行きたいなぁと思っていますが、皆さんも是非、機会があったら成都のパンダ基地に足を運んでみて下さい!本日はどうもありがとうございました。」

【毛利監督】「こういう新宿のど真ん中でパンダの映画を観るってすごく不思議な感じがしますけど、こうやって普段僕らは街で過ごしていますが、今こうしている時にもどこかでパンダがいるんだなぁ〜とふと思い浮かべるような瞬間が皆さんに訪れればいいなと思うし、そういう形でこの映画が皆さんの心に残ってくれれば嬉しいです。」

最後に、菅野美穂プロデュースのパンダ扇子とパンダふろしきが特別プレゼントとして会場の3名にプレゼントされるなど、終始和やかな雰囲気で行われた舞台挨拶は幕を閉じた。

(Report:Nozomi SAWAI)