今週23日(土)に全国東宝系にて公開される映画『デトロイト・メタル・シティ』は、原作コミックで人気に火がつき、瞬く間に全国各地でDMC信者を続出させた伝説のコミックスの映画化ということですでに話題となっているが、公開直前の22日(金)に、根岸崇一=ヨハネ・クラウザーII世を演じた主演の松山ケンイチ、監督の李闘士男、楽曲提供で参加したカジヒデキによる、インターネット放送番組「Yahoo!ライブトーク」公開生放送が行われた。

イベントが行われた東京厚生年金会館では、一足先に上映を観終わった多くの観客たちが大興奮の様子でゲストたちを迎えた。

トークショーでは、DMCメンバーとして熱いライブパフォーマンスを披露した松山に対して監督が、「撮影中は“君たち、Mステに出てタモさんとトークしてくれよ!”と思いました」と明かしたが、松山は「どうせ2度と出入り禁止になるんでしょ? 遠慮します……」と丁重にお断りし、早速会場の笑いを誘った。

そんな松山は、ライブシーンで凶暴極まりないデスメタルのカリスマ<ジャック・イル・ダーク>に扮した、世界的ヘヴィメタルバンドKISSのジーン・シモンズと熱き闘いを繰り広げたときのエピソードをこう語った。
「もし、僕がミュージシャンだったらあの場に立てなかったでしょうね。あんなに度胸あることできなかったと思います。僕が素人だったからこそできたこと。ちなみに、ジーン・シモンズさんが急に“あいつは男なのか?女なのか?”と不思議そうに指差したんですよ。相手はジャギ役の細田よしひこくんだったんですけど(笑)」

そのシーンの撮影にはカジも見に行っていたそうで、「ジーン・シモンズさんはすごかったですね。普通にしていても大きいのに、ブーツ履いてるから2m50くらいありました」と話すと、MCから「さすがにそれは言いすぎでしょ(笑)」と突っ込まれ、照れ笑いを浮かべた。そして、自分の曲を歌った松山には「僕は原作も読んでいたんですけど、松山くんが本当に役に入り込んでいて楽しかったし、“サイコーだ!”と思いました」と大絶賛。

その後、劇中でも披露される「甘い恋人」と松山の一番のお気に入り曲「サリーマイラブ」をカジがギター片手に披露しようとすると、松山もノリノリで舞台から飛び降り突如客席に乱入! それで会場は一気にヒートアップし、「あまーい、あまーい♪」や「サーリー、サーリー♪」の大合唱となった。

そして当日、「今日会場に集まってくれた人たちだけに・・・」と監督が教えてくれたのは、根岸くんの歌を唯一聞いてくれた犬のメルシーの声を担当したのが、なんと宮崎アニメのあの作品でおなじみの○○さんだということ。これには皆が「えー!!」と驚きの声を上げた。
この秘密を知りたければ、23日に劇場へ足を運ぶしかない!

(Report:Naomi Kanno)