映画『レッドクリフ』来日記者会見!トニーレオン・金城武、豪華メインキャスト勢揃い!!
世紀のビッグプロジェクト!ジョン・ウー版「三国史」が誕生した。構想18年、制作費100億円。
本作は、7月10日に中国、台湾、韓国、香港、シンガポール、タイで封切られ、各国でオープニング成績ナンバーワンで興収を記録し、アジア各国で大ヒット公開中である、映画『レッドクリフ』。8月6日(水)にザ・リッツ・カールトン東京にて映画『レッドクリフ』の来日記者会見が、ジョン・ウー監督、トニー・レオン、金城武、中村獅童、チャン・チェン、リン・チーリンという豪華キャストが勢ぞろいし行われた。
Q:三国史の映画化ということで、撮影はいかがだったでしょうか?
(トニー・レオン)「三国史を読んだことはなかったので、プレッシャーなく演じることができた。改めて、三国史について認識することが出来良かった。」
(チャン・チェン)「初めての歴史ものであり、参加することが決まったときは驚きだった。その驚きが冷めると、各地域の名優と演じることが出来嬉しくなった。ただ今度は、その後に緊張が走り、孫権の役作りを懸命にやった。」
(リン・チーリン)「映画に出演することが初めてだったので、最初は本当に緊張した。新人だったので演技において、色々なレッスンをさせて頂き、色々わかるようになり感謝している。
リン・チーリンは時に流暢な日本語を使い話す一面もみせてくれ、会場内では拍手が沸きあがった。
そして最近結婚をしたというトニー・レオン。結婚に関して「パートナーとは一緒にいた時間がなかったけど、結婚できてよかった」とコメントを述べてくれた。
Q:監督と一緒に仕事をされていかがだったでしょうか?
(金城武)「日本に監督が居たときに、一緒に食事をする機会がありました。その時、監督に「金城君はどういうジャンルの映画が好きなの?」ときかれて、僕は「コメディーが好きです」といったら、隣にいたマネージャーに「こういう時は、[アクションです]っていいなさい!」と足をつねられました(笑)。コメディーが好きだといったのにも関わらず(笑)、このようなアクションの大作に出ることが出来、本当に良かった。このような作品に携われたことは、映画好きの1人としてとても勉強になった。」
(中村獅童)「映画にでてくるお城のシーンなど、どこかのお城で撮影をするかと思ったら、わざわざ映画のためにお城を作ったりしていたことにはスケールの大きさを感じた。この作品の撮影に入る前に、〔ワイヤーアクションはないから〕といわれていたが、中国についたら突然に〔ワイヤーアクションあるから!〕といわれて、話が違う!と思った(笑)。ワイヤーアクションで馬に乗って剣をよけるシーンがあり〔反ってよけてくれ!〕といわれ、〔君なら出来る!〕と言われ・・(笑)。アクションシーンも沢山出ることが出来、監督には感謝している。監督は僕にとって、[お父さん]のような存在であり、大変かわいがっていただいた。」
そんな中村獅童の苦労は口に出してはいわなかったようだが、ジョン・ウー監督には伝わっており、「ワイヤーアクションをすぐに黙って行っていた、中村さんのプロ意識には、感動した」とジョン・ウー監督は、中村獅童を賞賛する一面も見られた。同様に、金城武に対しても、「彼は役作りにあたり、多くの三国史に関する参考書を読み、僕が見落としていた部分も、素晴しい友人であったからこそ、助言してくれた。」と褒め称えていた。
Q:監督は、この「三国史」をずっと映画化したいとお思いになっていたそうですが、映画化されてみていかがでしょうか?
(ジョン・ウー監督)「一言では言い表せないほど、複雑な気持ち。大勢の人に支えられ、出演者にも恵まれ感謝している。長年の、20年の月日の願いをかなえられたことを感謝したい。この作品では、「愛」「友情」「勇気」ということがメッセージ。本作では戦争が描かれ、残酷である。そんな残酷さが描かれているからこそ、その大切さを痛感するはず。」
さらになんと、ジョン・ウー監督は今回の映画の完成のために、自腹を切って本作の撮影に携わっていたという。
「この作品には特別な思い入れがあり、どんなことがあっても乗り切ろうと思った。例え困難なことがあっても、1つ1つ丁寧に取り組みたいと思った。この撮影の為に、3年間稼げたのは1日2食の食費だった。だが、それ以上のものを手に入れた。」と本作に対する強い思いを語った。
そんな監督に対し、トニー・レオンは、
「(監督が自腹をきって撮影していること)それは、聞いたことがありました。しかし、確かめるようなことはしませんでした(笑)。そのことを監督に直接聞くよりも、それよりもしっかりと脚本を読み、役作りに務めました。」
Q:本作の見所とは何でしょうか?
(トニー・レオン)「沢山あるとは思うが、後編が見所だと思う。本作の出演では、色々なことを初めて行い、馬に乗ったり、お琴をひいたりと・・、色々なエネルギーを使ったと思う。(団結)(平和)(希望)といった前向きなメッセージが込められた作品であると思う。」
(金城武)「見所は、クライマックス。いかにどんな困難でも、(勇気)(絆)(友情)があれば乗り越えることができるということを理解することが出来ると思う。三国史のファンの方も、ジョン・ウー監督の作品がファンの方も楽しむことが出来ると思う。」
三国史ファンや本作に出演する豪華なキャストの多くのファンにとって、この映画をみることができるのは日本では11月1日である。まだまだ先が待ち遠しい。
(Report:大倉真理子)