8/9(土)公開となる『コレラの時代の愛』は、初恋の女性への愛を、51年9ケ月と4日も貫き通した男フロレンティーノを、本年度アカデミー賞で世界中の話題を独占したハビエル・バルデムが、20代〜70代までを完全なる老けメイクで演じ切った驚愕の作品。

本作の公開を記念して、ハビエルが演じた70年代の老けメイクに和泉元彌さんが挑戦!主人公フロレンティーノの心境など、永遠の愛について語って頂きました。

狂言を披露されてから、再度老けメイクで登場した和泉元彌さん。
「正真正銘の和泉元彌でございます。」とにこやかにコメント。
そこで、和泉元彌さんから50年以上も一人の女性を愛しぬいた主人公フロレンティーノの心境など、永遠の愛について語って頂きました。

Q:今日の老けメイクはいかがですか?
2時間ほどかかってこの老けメイクを作っていただきました。なんかメイクのせいで、おとなしい感じになってます(笑)
やはり、2時間の間でこのメイクで、だんだんメイクの力は内側の何かを変えていく効果があるんでしょうね。

Q:本日の老けメイクはいくつぐらいのメイクになりますか?
主人公と同じ70代の形を作りました。自分の40年後ぐらいですね。
父が50代で亡くなっているので、父が生きていたら、こんな雰囲気になるのかなと思いました。
自分も40年後になった時に、このようないい皴で生きてゆければと思いました。

Q:映画の感想をお願い致します。
すごく衝撃を受けました。ショックというか、今まで自分の中になかったものが津波のように襲ってきました。
こんなに激しい愛があったのかというか、人生観が変わりましたね。
最初はリラックスして観ていたんですが、クライマックスには画面の近くによって、立ち見していました(笑)

Q:主人公に共感するところは?
誰が反対しようと、その感情はすごくストレートで情熱的なところは共感しました。自分も狂言というものがあって、一生を共にする人がいて家族がいて、どんな寄り道をしたとしても、自分から捨てることはないというところは一緒ですね。

誰しもがこんな、良かったと思う終着点があるかわからないけど、愛がわからなくなった人は、どんな年代でも愛はあるということを忘れないで欲しい。

ここで節子さん登場。

Q:本日の元彌さんの老けメイクさんはいかがですか?
先代(主人)が亡くなっていますので、今日の元彌さんを見ると先代も生きていたらこんな感じになるのかなと思うと感無量です。
思いがけず、見れたので良かったです。

Q:最後に元彌さんからメッセージ
簡単にはお伝えできない映画です。ぜひ、これは10代から100歳超えた方までご覧頂ければ、周りにいる人、隣にいる人への愛情を確認することができると思います。僕もこれから先、何十年あるかわかりませんが、ずっと愛情をもっていきたいと思います。この作品は、みなさんの人生のバイブルとしてご覧ください。