“きみがいてくれて、ありがとう——” 大切な人への感謝の気持ちが溢れ出す、珠玉の感動作『きみの友だち』(廣木隆一監督)が本日7月26日(土)、東京公開初日を迎えました。
新宿武蔵野館にて、沢山の観客を前にキャストの石橋杏奈、北浦愛、吉高由里子、監督の廣木隆一が登壇し、舞台挨拶を行った。

Q.(廣木監督に)この映画で、特にお力を入れたのはどこですか?

廣木監督:重松清さんの小説を読んで、感動したので、具体的に映画にして、伝えなきゃ、と思っていました。雲や天気などの“光”の部分で上手く伝わればいいなと思いました。

Q.それぞれの役に共感するところはありましたか? 友だちへの思いに変わりはありましたか?

石橋:福岡から上京してすぐに撮影に入りました。撮影を始めて、友だちは自分にとって大切な存在だと改めて気づかされました。

北浦:石橋さんと自分の役に共感できます。100人友だちがいるよりも本当の友だちが一人いた方がいいと思います。

吉高:自分の演じた役には、いつも一緒にいた人や物が急にいなくなると寂しくなって不安定になってしまう部分があります。そこに共感しました。 

Q.原作者の重松清さんが、映画をご覧になって感動され、廣木監督をハグされたそうですね。

廣木監督:重松さんが試写室からなかなか出て来られないので、気に入っていらっしゃらないのかと思っていたら、いきなりガツンとハグされたんです。ありがとう、と仰って下さいました。

★今月誕生日を迎えた石橋杏奈(7/12生まれ 16歳)と吉高由里子(7/22生まれ 20歳)へ、映画の重要なモチーフである“雲”のデコレーションをほどこしたバースデーケーキをサプライズで贈呈。

<以下、石橋・吉高のコメント>
石橋:本当にサプライズで知らなかったのでびっくりです。嬉しいです。ケーキ(のデコレーション)が『きみの友だち』仕様になっていて可愛いですね。 高校生になったので、もっといろんな経験をして、もっとたくさんの友だちが欲しいですね。

吉高:本当にサプライズで興奮しています。生きてて良かったです。誕生日に働くといいことがあるんですね。3年後は結婚していたいです。早くお母さんになりたいです。

Q.最後に、映画をご覧になる方へ、一言ずつお願いします。

石橋:観終わった後に心が温かくなる映画です。心で感じて頂ければと思います。

北浦:この映画を観たら、友だちってこういう存在なんだと思って頂けると思います。

吉高:観終った後に、キューっとするような、淡くてやさしくて、温かい気持ちになれると思います。

監督:皆さんに観て頂いて、この映画を皆さんの友だちのように思って頂けたら、僕の中で映画が完成します。今日は本当にありがとうございました。