秋に全国公開が決定しました映画『ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢』の完成披露試写会が7月9日スペースFS汐留にて行われました。

本作『ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢』はブロードウェイ史上初めて、ミュージカルのオーディション風景をカメラがとらえ、15年にわたるロングランを記録したミュージカルの最高峰「コーラスライン」の真の舞台裏に迫ったドキュメンタリー映画です。ブロードウェイの頂点を目指して、8ケ月におよぶ苛酷なオーディションを勝ち抜いてゆくダンサーたちの生の姿は、まさに人生が変わる瞬間の光と影のドラマを、胸に迫る圧倒的な臨場感で見せつけます。
本作にも登場する唯一の日本人、コニー役に抜擢された高良結香さんが終映後の舞台挨拶に登場。生歌でコーラスラインの劇中歌「What I did for Love」を熱唱。満場の観客は拍手喝采となりました。

沖縄から駆けつけた元気いっぱいの高良結香(たからゆか)さんは
「この映画を改めて観ましたが、撮影からは2、3年たっているので自分の人生じゃなかったみたいでした。当時の自分に”大変だったね”と言いたいです。ブロードウェイではオーディションに8ケ月、1年かかるのは普通で、結果が出るまでに時間があったので、本当にこの仕事がしたいのだろうか? と自分に問いかける時間がありました。でもコニーという役は、底力のあるキャラクターで、私は獅子座で負けず嫌いなので、コニーが自分に似ていると思いましたし、オーディションではやれることは全部やった。あとは選ばれるだけだと思っていました」と苛酷なオーディションを経て、大役を得て日本人唯一のキャストになったことを振り返った。
また夢をみている人へ「もし夢が10の地点にあって、今の自分がマイナス2の所にいたならば、遠い未来を見すぎると辛いと思うんです。だから毎日マイナス1,5、次はマイナス1と少しずつできることをするのが良いと思います。自分で自分を信じること。この世には自分しかいないので、それをわかって頑張ってほしい」と力強いメッセージを送りました。