近年、日本映画の最前線で活躍している若手監督の中に、大阪芸術大学・映像学科出身の映画監督たちが目立っています。「フリージア」の熊切和嘉、「天然コケッコー」の山下敦弘、「おそいひと」「青空ポンチ」の柴田剛、新作映画「GSワンダーランド」の本田隆一、「ロックンロール★ダイエット!」の元木隆史、「剥き出しにっぽん」「ばけもの模様」の石井裕也など、そんな彼らの後輩たちが、今年、学科長賞、学科賞などを受賞した作品とともに東京で今年も上映されました。
2日目の5日トークショーとしてOBゲストに石井裕也監督「剥き出しにっぽん」「ばけもの模様」(5月31日から池袋シネマ・ロサにて連続公開)と柴田剛監督「おそいひと」「青空ポンチ」(今秋公開予定)が参加して行われました。

「自分はここ1,2年で評価された監督なんで、まだこれからです」とPFFグランプリやAFAアジア新人監督大賞を受賞した脅威の新人・石井裕也監督。すでにインディーズ映画として、一般劇場で上映されるなど新星として注目を浴びている存在。
あまり多くを語ろうとしない「ダイゲイの学生は、4年間で社会勉強をして卒業してやっと一人前な人間になるんですよ」と自分の4年間を振り返る柴田剛監督も、「天然コケッコー」などの山下敦弘監督や脚本家の向井康介さんとは、同級生。長編第二作目の作品である『おそいひと』は、世界中で高い評価を得ることができ、一般公開でもロングラン公開中。
学生時代の懐かしい思いを語ってくれました。

(Report:Yasuhiro Togawa)