ブロードメディア・スタジオ配給作品『BUG/バグ』が、7/5(土)よりシアターN渋谷他全国順次公開となる。本作は伝説の恐怖映画『エクソシスト』、アカデミー賞作品賞受賞『フレンチ・コネクション』など、これまでに何度も映画史を塗り替えてきた巨匠ウィリアム・フリードキン監督の最新作。オフ・ブロードウェイ版の舞台劇が原作、妄想が暴走した果ての、人間の精神の限界に迫るストレンジ・スリラーだ。
公開に先駆けて、千原ジュニアのトークショー付き特別試写会が6/30(月)に都内で行われた。

──この作品『BUG/バグ』は、マスコミ、評論家の間では賛否両論、真っ二つに評価が分かれております。それほど強烈な内容の作品ですが、千原さんはいかがでしたでしょうか?

□千原ジュニア
面白かったです。いろいろな仕掛けがありびっくりしました。
まだ皆さん見ていないので、あまり言えないですけど・・・
いろいろあるでしょうねー。賛否に関しては、正直に言うと否です! いや、賛もあります。
すごいシュチュエーションです、かなり冒険してますよね。

──この作品は、ほぼモーテルの部屋ワンシーンで物語が進みます。原作が舞台劇で、ワンシチュエーションによる会話劇が映画の面白さでもあると思います。千原さんがこれまでに作られてきたコント、お笑いの舞台にも通じる点があるかと思います。この点はいかがでしょうか?

□千原ジュニア
悪い意味ではなく、これをこのままコントにできますよ!
TVから女が出てくるのなんてコントですよね。
そういう意味で「BUG」はコントですよ。ある意味立派なサスペンスですね。
恐怖と笑いは紙一重ですね。

──映画の中で、主人公の2人は、妄想を暴走させ、とんでもない方向に進んでいってしまいます。
千原ジュニアさんご自身は、妄想を暴走させることはありますか? また最近、妄想が暴走した人に出会いましたか?

□千原ジュニア
道を歩いていても妄想してますよ。
おばあちゃんが突然全力疾走したらおもろいな、とか。
おっさんが突然泣き出したら、とか。いつでもいろいろ考えています。
妄想が暴走したすごい人は一番近くにいるのが兄なので・・・
TVでおにぎりをいただくシーンで割り箸をわっておきながら、手で食べてましたからね。

──最後にあらためて、この映画の見所、メッセージをお願いできますでしょうか?

□千原ジュニア
主人公の2人が「BUG」ってます! 一歩たりともそこから動いてませんから。
ここまで主人公が「BUG」ってる映画はないですね!
賛否だと? いやいや賛です! 前半から後半にかけてのうぁーっていう恐怖感!
笑いと恐怖の紙一重がうぉーっときます。
まだ皆さん観てないのであまり言えないですけど、後半にかけてがすごいです。