『ネコナデ』の初日舞台挨拶が、6月28日(土)渋谷q-axシネマにて行われた。
大森監督をはじめ、主演の大杉漣、青山倫子、主題歌を担当したつじあやのが登壇した。
満員の観客席を見て、大森監督は思わず、「本当に感激してます!大勢の人が来て下さって嬉しいです!」と感激した様子。
本作の役柄では、堅物な一流企業の企業戦士を演じる大杉漣だが、撮影の裏側では全く異なる一面があったようだ・・
コメント一言目より、「この映画に出て、ネコにメロメロになりました!皆さんもメロメロになってください!!!」と出だしから顔がほころびっぱなしの状態。

これまでにも、『ランチの女王』、『きみはペット』等の話題作に脚本・演出家として関わってきた大森監督だが、本作は自身の3作目の監督作品となる。
本作の製作にあたって、「映画が扱っているのはネコだが、堅物で真面目な鬼塚(大杉漣)が、ネコによって変わっていく様を描きたかった」と語った。

”運命の出会い”だったのでは?という問いに対して、大杉は「はい、トラを引き続き飼わして頂くことになりました!こないだワクチンをしに獣医に連れて行った時に、’大杉トラちゃん’と呼ばれて、いやぁ〜あれは嬉しかったですねぇ。」と溺愛振りを披露し、「これは恋愛みたいですね〜。どこがスキっていうか、本当に好きなときってどこがどう好きとかって分からなくなるじゃないですか〜!」と大杉の愛トラ振りは半端ではない。
撮影中も、合間にトラと’密会’を繰り返していたようで、「もう止めることが出来なかった・・どうしようも出来なかった・・」とあまりの可愛がり様に言葉が詰まり、コメントもしどろもどろ。
コメントがままならず挙句の果てには、「ほんとごめんなさい。。」と観客に向かって謝るなど、普段の大杉のイメージとはかけ離れた様子に会場はやさしい笑顔と暖かい雰囲気に包まれた。

(Report:Inoue Midori)