2004年、弱冠21歳のアイルランド女流作家が書いた1冊の純愛小説が本国アイルランドで19週間No.1の快挙を成し遂げ、さらにアメリカ、イギリス、ドイツほかでNo.1を獲得、そして42カ国で出版され全世界で500万部以上のベストセラーを記録した。
筆者は、アイルランド元首相の愛娘セシリア・アハーン。彼女が書いた『P.S.アイラヴユー』が、ハリウッドで最高のスタッフ・キャストによって映画化され、26日(木)に日本で完成披露試写会が行われた。

日本初来日を果たしたセシリア・アハーンも出席し、自身の小説が映画化されたことの喜びを語った。
「自分の書いた小説が映画になるなんてエキサイティングだったわ。もちろん出版されたことが1番大きかったけれど、映画になったときは本当に興奮してしまって……。私は最初に完成したこの映画を観たときは、2時間泣きっぱなしだったわ。悲しい部分は多いけれど、楽しい部分、笑える部分もたくさんある作品。私が1番映画化にあたって望んだことは、ハートの部分がうまく伝わるようにということ、キャラクターのエッセンスがちゃんと入っているようにということだった。本作にはそれがきちんと含まれていて、コメディとトラジェディー(悲劇)のバランスがうまくとれたすばらしい作品だと思ったわ」

本作では、最愛の夫ジェリー(ジェラルド・バトラー)を突然失ってしまったホリー(ヒラリー・スワンク)が絶望に打ちひしがれるも、そこから這い上がり再び希望を持って再生していく姿が描かれている。当時、弱冠21歳だった彼女はどのような想いでこの物語を書いたのだろう。
「この小説を書くにあたっていろいろなことを考えたわ。1番自分の身に起こる恐ろしいことや悲しいことは何か?と考えたとき、最も愛する人を失うことだと感じたの。どん底まで落ちてしまったときこそ、私は内から力が出てくるものだと思っているので、ホリーにもどんな悲劇をも乗り越え希望を持ってほしかった。そういうメッセージを読む人に伝えたかったの」

最後に「小説もそうだし、映画でも同じ。1番伝えたいのは、例え愛する人を失ったとしても相手が自分を想う気持ちは失われないし、自分が相手を想う気持ちも失われないということ。映画の中ではホリーとジェリーがそうね。深い愛で結ばれているの。観た人にはぜひ希望を感じ取ってほしいわ」と、ほほ笑んだ。

(Report:Naomi Kanno)

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