菊池凛子、加瀬亮、押井守監督
USプレミア in サンフランシスコで英語の舞台挨拶!

「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」(95)、「イノセンス」(04)など世界的に高い評価を受ける押井守監督の4年ぶりの長編アニメーション『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』(8月2日より渋谷東急ほか全国一斉公開)のUSプレミアが7月3日のジャパンプレミア(国際フォーラム ホールA)に先駆けてサンフランシスコ郊外にあるジョージ・ルーカス設立の音響スタジオ「スカイ・ウォーカーサウンド」内のスタッグシアターで行われた。

当日は、特別に招待された映画関係者、一般の観客、約300名が来場し、オープニングの戦闘シーンからエンドロールの最後まで息を呑んだ。スカイ・ウォーカーサウンドで監督、キャストが来場しての“プレミア試写会”は初の試み。

今年2月に「世界のOSHII」の4年ぶりの最新作である本作の音響作業をこのスタジオで行ったことがハリウッドの映画関係者の間で話題になり、超異例のプレミア試写会が実現した。海外の映画祭やプレミア試写会では、監督や出演者がいてもエンドロールが流れると席を立つ人が多いなか、この日はエンドロールが流れても席を立つ人はなく、観客からは惜しみない拍手が起こった。

ジョージ・ルーカスのスタジオで初のプレミア試写会!
「硫黄島からの手紙」「カーズ」スタッフらが絶賛!!

このプレミア試写会に出席した押井守監督(56)、草薙水素(クサナギ スイト)役の菊地凛子(27)と函南優一(カンナミ ユーイチ)役の加瀬亮(33)が上映終了後に登壇し、英語で舞台挨拶した。
押井監督は、挨拶の冒頭「I wanna smoke.」と会場を沸かせた。菊地、加瀬もそれぞれ「バベル」、「硫黄島からの手紙」でハリウッドデビューしており、流暢な英語で挨拶した。その後、ティーチイン(質疑応答)が行われ、「なぜ戦争は終わらないのか?」「日本のアフレコについて」など活発に質問され、そのひとつひとつに英語で応えた。終了後もロビーで囲まれた3人は、写真撮影やサインなどに応じた。

全米公開に向けて米メジャー大手が争奪戦必至!

このプレミアと同時期に全米メジャー数社トップが本作を観て、すでに具体的なオファーの準備に入っている。今後、配給権獲得に向けた争奪戦が過熱することは必至だ!
 ちなみに現在、アジア圏では韓国、タイ、シンガポール、マレーシアは公開決定。香港、台湾に関してしても、具体的オファーがあり現在最終交渉中。また、押井作品の人気が高いヨーロッパではすでに配給が決定している。