数々のミステリー・心霊番組でおなじみ、恐怖の帝王と呼ばれる稲川淳二。彼の最恐ドキュメント『稲川淳二 解明・恐怖の現場〜終わらない最恐伝説〜』が、6月14日(土)〜渋谷Q-AXにてレイトショー公開されることが決定し、公開初日の14日、稲川淳二と共にアシスタントの二宮歩美と尾崎ナナが舞台挨拶を行った。

稲川:本日はお忙しいところありがとうございます。
会談というのはねぇ、眠くなるからねぇ、眠くなったら我慢しないことですよ。えぇ。
  
二宮:アシスタントをやる前は、お化け屋敷にも入れないほどの怖いものギライだったのですが、3年も続けているうちに、初めは一歩下がっているところを、自ら一歩踏み出すようになってしまいました。現場のスタッフには、稲川淳子と呼ばれるようになりました。

尾崎:私は初めて同行させていただきました。霊感ゼロで、怖い話大好き、稲川さん大好きだったのですが、実際に現場に行ってみると、ずっと泣きっ放しでした。

稲川:みなさん、今日は渋谷という娯楽がたくさんあるところで、こちらに来ていただいてありがとうございます。絶対、全員の顔を忘れないぞ。
さて、今日、上映する映画の話をすると、今回の場所は、宗教関係のところ、病院の廃施設の2箇所です。どちらも怖くてね、気持ちの悪いところでね。

二宮・・・そうそう、家に帰ってきてから、具合が悪くなっちゃうんですよ。熱が出たり、どこか痛かったり。

稲川・・・そう、それにこの渋谷もね、道玄坂ってのがすぐそこにあるけれど、昔、首が転がったり、あと、米軍ホテルっていうのもあってね、そこではたくさんのひとが、苦しんだり、死んだりしたんだよね。

文化村通りってあるでしょ。そこをつーっと道なりに行くところがあるんですよ。
近辺だからよく知っている人もいるでしょ。
そのカーブになった道なりを行ったところに、洋館があるんですよ。
ずっと昔の戦前からあるんですよ。
よくね、ロケでも使われてる。
不思議とね、バブルの時期にも買い手がつかないんですよ。
それでね、私もそこで、ロケがあったの。
その撮影中にね、階段を上がっていったところにある大きな窓にね、青い人が映り込んじゃうって、カメラマンがスタッフに言ったの。でもね、青い服のスタッフなんていないんですよ。
その後、ロンブーのふたりを怖がらせるっていう企画でね、ふたりは大いに気味悪がって撮影が終わったんだけど、終わった後、なんか気持ち悪いって言うの。
それで、スタイリストに「おれに憑いたのあげる」って淳があげて、亮も「あげる」ってあげて、そのスタイリストの子も「もらう」って言ったのね。
その後ね、みんな撤収して帰るってなったんだけど、みんなは車で帰ったのね。
けどね、そのスタイリストの子、なぜか車に乗ってなかったんですよ。
ひとり、歩いて帰ったみたい。
それからね、3,4日して、ロンブーから「稲川さん、たいへんですよ」って連絡があったわけですよ。
なんとね、あのあと、あのスタイリスト刺されちゃったの。
スタイリストの子は恨まれる覚えないっていうしね、
犯人もね、その場で逮捕されてたの。
けどね、犯人も「なんで刺したかわかんない」って言ったんだって。
そのときね、犯人、青い服、着てたんですよ。。。
私ね、後日ちゃんと傷、見せてもらいましたよ。結構、すごかった。
不思議な話があるんものです。

・・・さて、これから上映されるものは、音とかね、聞き取りにくいものがありますが、
じっと、固唾を呑んで耳を凝らしてみてください。
きっと聞こえますから・・・。