「宇宙をつくることはできるのか?」
落ちこぼれロッカー(市原隼人)と、孤独な飛び級天才少女(谷村美月)が、宇宙創成の謎に挑む!ファンタジックな理系ムービー映画『神様のパズル』が7日(土)に公開初日を迎え、市原隼人、谷村美月、松本莉緒、田中幸太郎、黄川田将也、石田ゆり子、角川春樹(エグゼクティブプロデューサー)、三池崇史監督、機本伸司(原作)、ASAUKA(主題歌)が登壇し挨拶した。

主演の市原隼人と谷村美月は、ビッグバンにあやかって巨大バルーンが爆発した中から登場!
ど派手な登場に観客は大きな歓声で迎えた。
映画の中では見事な腕前を見せているものの、実はギターは弾けないという市原。リクエストに応えて、自身のデザインしたギターを少しだけ弾いている動きを披露してくれた。

次いで登場した石田は「ぐいぐい引き込まれて、最後には地球に生きている事がとっても愛おしくなる。」、ASUKAは主題歌を歌うにあたり「誰もが抱える孤独感を音楽にこめた」とコメント。
原作の機本は「この原作は小松左京賞というSFの新人賞に応募した作品で、誰かに読んでいただけるかどうかもわからないまま一人12インチのノートパソコンに向かって書いた。試写を観た帰りに、思わず電車の中なのに泣いてしまった。」と喜びを語った。
対して三池監督は「物理学の教室から一歩も出ないで、2時間喋りっぱなしという映画です。生ける伝説の
角川春樹からのオファーで“つまらないものになったら殺すぞ”とおどされて、帰り道は違う意味で泣いていました(笑)」と語り、笑いを起こした。
松本は、フットボールアワーの岩尾との共演に対し「凄く真剣に取り組んでいて、思わずほれてしまいそうでした。」とコメント。
黄川田は谷村とのシビアなディベートシーンを演じだたが「特に険悪なムードにもならず仲良くできた。」とのこと。
物理系、SFなどと言うと難しそうに聞こえるかもしれないが、田中によると「物理学がわからなくても楽しめる。」との事。

また、谷村が劇中に着用する衣装のセクシーさについて話題に上がった。
当人は「現場では対応する事でいっぱいだったので気にならなかった。」との事だが、市原は感想を聞かれ「やばかった。」と一言。
石田からも「ナイスバディですね。」とお墨付きをもらった。
市原と共演してみての感想を、谷村は「私より年上だけど、私よりも若い感じ。」と延べ、石田は「素晴らしいパワーを放っていて、いつもキラキラしていた。」と語った。

最後に全員がサイン入りボールを観客席に向けて投げ、市原のサインボールがキャッチできた人にはサイン入りギターが渡された。その他、サイン入り白衣が幸運な観客の手に渡った。

(池田祐里枝)