この夏、本格フル3DCGアニメーションが放映スタートする。
2008年7月3日より東京MX(毎週木曜 23:00〜23:30)他にて放送されるこの番組の名前は『スケアクロウマン』。
主人公は、手先が器用で心優しいカカシのスケアクロウマン。彼の働くスケアクロウショップでのさまざまな人々との出会いや、おもちゃ達との友情と冒険を描く、ハートウォーミングな物語。

本日5日(木)に、その製作発表会見が原宿クエストホールで行われた。
製作発表会見には、原作者である大ヒット中の“モダンペット”などで知られるデザインチームplay set products(プレイセットプロダクツ)の中野シロウ、主人公スケアクロウマン役には初主演『OVERMAN キングゲイナー』以来、アニメ他ラジオ・テレビコマーシャル・テレビナレーションなどで活躍する野島裕史、『魔法戦隊マジレンジャー』の別府あゆみ、ベテラン俳優の神戸浩、プロデューサーの浄園祐、アニメ界を代表する監督・竹内啓雄が登場。
スケアクロウマン誕生について中田シロウは「自分たちと同じ立場の作り手を主人公にした作品を作ろうと思った。」と語る。
「声優は人生初」と語るのは赤ちゃんロボットのホーンヘッド役の別府あゆみ。「かわいらしいキャラクターだけれども、監督からは“原始人ぽく”と言われました(笑)」という。
中野シロウたっての希望で出演を依頼されたというのは神戸浩。わざわざ東映の撮影所まで中田氏が出向いて来たとの事。
野島裕史が「スケアクロウマンを初めて見た時、すごくオシャレなキャラクターだと思った。」と感想を述べたのもそのはず、『スケアクロウマン』はリアルクローズを追求し幅広い人気を誇る人気ファッションブランド、ナノユニバースとのタイアップも決定している。
ナノユニバースタイアップ発表では、浄園祐、ナノユニバースのクリエイティブディレクイターである姉川輝天と中野シロウが登壇し、2人の出会いはこのアニメーション以前で、友達のような間柄だったと明かした。
このタイアップでは、アニメに登場する洋服を本当に商品化していく予定だという。

また、会場にはOPとED曲を担当するとタテタカコからのVTRメッセージも届いた。
堂島孝平のOPは「Halo Glow −ハロウグロウ0−」。新しく生まれることの美しさをテーマにした曲であると曲に込めたメッセージを述べた。
タテタカコのED「あした、僕は」は「スケアクロウマンをすごく身近に感じ、EDにスケアクロウマンは旅をしている様子と一緒に私の曲が流れるので嬉しい。」と喜びを語った。

最後の挨拶で、中野シロウは「もう今からプロデューサーと“映画化したいね”なんて話もしています。色々な広がりを見せていきたい。」と展望を語った。

(池田祐里枝)