全米で5月16日から公開され、オープニング3日間の興行成績5657万3000ドルをあげる大ヒットを記録し、全米No.1に輝いた「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」。5月19日(月)の来日記者会見、20日(火)のジャパン・プレミアで日本中を「ナルニア」旋風を巻き起こし、本日いよいよ公開初日を迎えました。
全国778スクリーンで公開され、メイン劇場である有楽町の丸の内ピカデリーでは平日午前9時の回にも関わらず女性客を中心に満席となった。また全国的にも女性層を中心に親子・カップルなど幅広い年齢層を動員、全国の劇場も絶好調で、興行収入68億を記録した前作を超える勢いを見せた初日となった。

また丸の内ピカデリーではカスピアン王子役のベン・バーンズ、カスピアン王子の日本語吹替えを担当した歌舞伎界のプリンス尾上菊之助さん、前作に続きティルダ・スウィントン演じる白い魔女の日本語吹替えを担当した女優の大地真央さんが舞台挨拶に登場。
 ベンは、日本での初日を迎えた喜びについて「撮影には1年半以上かかりましたが、その間も日本のみなさんから激励の手紙をもらったり、大変感謝しています」と挨拶。また、尾上さんはアフレコ時のエピソードについて「舞台と違ってスクリーンが相手なので、感情を出したり、特にアクション・シーンの声を吹き替えるのが難しかったですね」と語り、大地さんも「内に秘めた思いを、声だけでどのように表現したらいいのか悩みました。ティルダさんのイメージを損なわず、彼女が乗り移ったように大切に演じました」と役作りの苦労を振り返った。
大地さんは、2人のカスピアン王子とはこの日が初対面。「尾上さんはまつげが可愛らしくて、鼻筋もキレイ」とベタ褒めし、「ベンさんは髪の毛、目、鼻、口、スタイル、演技…すべてがパーフェクトですね」と大絶賛。横で聞いていたベンは顔を真っ赤にして「STOP! STOP!」とテレまくりの様子。また、3月のヒット祈願イベント以来、2度目の対面となる尾上さんは「ベンさんは華のある方ですね」と語り、2人のカスピアン王子はガッチリ握手を交わし。
最後に日本のみなさんへ一言、と言われたベンは、事前に用意していた紙を取り出し、深呼吸をすると「みなさん、東京は素晴らしいところです。また次回作でお会いしましょう!」と流暢な日本語で挨拶、会場からの「ベン様〜!」という歓声に手を振って応えていました。また、写真撮影の際には、ナルニアの民を代表して2頭のミノタウロスが登場、会場を沸かせ、舞台上のゲストもその迫力に驚いた様子。
ベン・バーンズはこの後、成田空港に直行し、台湾、オーストラリアを回るアジア・ツアーへ出発。その後、プラハ、ドイツへのヨーロッパ・ツアーへと参加する予定。