全世界で空前の大ヒットを記録した『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』から2年──。全世界待望の続編である『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』がついに5月21日(水)より、全国公開となる。
全国公開に先駆け、5月18日(日)にスタッフ・キャストが来日、翌19日(月)に記者会見を行った。

前作から引き続きペベンシー兄妹を演じた、ルーシー役のジョージー・ヘンリーとピーター役のウィリアム・モーズリーは「「このような会見も緊張するけど、前作で1番最初に現場に足を踏み入れたときは本当に緊張したわ。そして前作以上に今回の方が緊張したけど、懐かしい顔に会えてホッとしたのを覚えてるわ」(ジョージー)、「今回は心に怒りを秘めているアンチ・ヒーローみたいな役どころ。アクションも多かったため、ニューヨークで演技やアクションのトレーニングを8ヶ月も行ったんだ。前作もいろいろなことが初めてだったけど、今回も新しいチャンレンジの連続だったよ」とコメント。

また、ジョージーはウィリアムを本当の兄のように慕っており、「シリーズ通して何度か兄妹役をやっていると、本当の兄妹のような気持ちになるの。私には兄がいないけど、ウィリアムはとても近い存在よ。甘えさせてくれるし、ハグをしたらハグを返してくれるから大好き! 彼がいなかったら、ナルニアは全く違う作品になっていたと思うわ」とにっこり。ウィリアムもかわいい妹ジョージーを優しい視線で見つめ返し、「僕も彼女も演技の仕方が似ているんだ。感情・ハートから演じるところがね。本作をスクリーンで見たとき、彼女を見てびっくりした。前作と比べてとても成長していたからね。彼女はハグすると柔らかいから僕も大好きだよ!」と同じくにっこり。そんな二人はまるで恋人同士(?)のようだ。

それを時おりクールにほほ笑みながら聞いていたのは、本作から登場するカスピアン王子に選ばれた英国人俳優ベン・バーンズ。難航する2年にも渡るオーディションで、王子たる条件を全て満たした21世紀のプリンスだ。
「僕が演じる王子は典型的な王子ではないんだ。“自分は王にはふさわしくない、まだ準備ができていない”と思い悩み、注目や責任といったものに慣れていない人物。それは、王子を演じることになった僕の心情と似ていると思った。僕は8歳でこの原作を読んだときから、ナルニアの魔法やユートピアを頭に思い浮かべていた。だから今回、この作品に関われたことをとてもうれしく思うよ」

それぞれナルニアの思いを熱く語ったところで、“ナルニア国案内人”として関根麻里がベペンシー兄妹の長女・スーザンの衣裳を身に纏い、花束を持って登場。念願の王子役のベンを一目見ると、「すてき! まさに王子様って感じですねぇ。前作に引き続き、本作もスケールの大きさはもちろんのこと、戦闘シーンはすごい迫力で、何より登場人物たちがとてもユニーク! ナルニアはすばらしい世界だと改めて思いました」と感激した様子で力強く語り、スタッフ・キャスト一人一人と握手を交わした。

★『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』展
2008年5月16日(金)〜6月1日(日) 10:00〜21:00(入場は20:30まで)
@パルコファクトリー[渋谷パルコ・パート1/6F]

(Report:Naomi Kanno)