現在開催中の第61回カンヌ国際映画祭にて、現地時間の5月17日(土)、第21回東京国際映画祭・TIFFCOM主催のジャパンパーティーが開催され、会場のMajestic Hotelには500人以上もの国内外の映画関係者、各国の
映画祭関係者、プレスが詰めかけ、そこで今年新たに就任した依田チェアマンの海外初のお披露目が行われた。

パーティーにはカンヌ国際映画祭のエグゼクティブ・ディレクターであるジェローム・パイヤード(Jerome Pailbrd)氏や釜山国際映画祭のフェスティバル・ディレクターのキム・ドンホ(Kim Dong-Ho)氏もかけつけ、依田チェアマンの就任を祝うとともに、今後もお互いに協力し合って向上していきたい旨、述べられました。

また、今年の東京国際映画祭では、「地球環境を守る」ための「エコロジー」をテーマとして、従来のレッドカーペットに替えて「グリーンカーペット」を実施し、人間と自然の共生をテーマとした作品を特集する「Natural TIFF(仮称)」部門を新たに設置する。加えて映画とエコの関係を分かりやすく提示することを目的として、全部門の出品作品の中で環境やエコをテーマとした秀逸な作品に「エコ大賞(仮称)」を贈呈するほか、環境・エコロジー関連の面白く分かりやすいシンポジウムを開催することなどが明かされました。尚、「Natural TIFF(仮称)」部門では、新旧作・ジャンルを問わず広く「自然と人間の共存」を根底としたメッセージを内包する作品を20本程度特集する予定です。

第21回東京国際映画祭・会期
10月18日(土)〜26日(日) 六本木ヒルズ(港区)、Bunkamura(渋谷区)にて

アジア最大の映画の祭典
■ 日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭
⇒21回を迎える東京国際映画祭(以下TIFF)は、日本唯一の国際映画製作者連盟(注1)公認の国際映画祭として、1985年より開催され、日本の映画産業、文化振興に大きな足跡を残してきました。世界の2,600有余の国際映画祭の頂点に立つカンヌ、ヴェネチア、ベルリンに比肩し、世界四大映画祭と評価される国際映画祭を目指す。

■ 「コンペティション」部門をはじめ、計300本以上(注2)の作品を上映
⇒「明日の映画界を担う新しい才能の発掘」と「芸術性と商業性のバランスの良い作品セレクション」のもとに選ばれた秀作から“東京サクラグランプリ”を選出する「コンペティション」のほか、「特別招待作品」「アジアの風」「日本映画・ある視点」などのTIFFメイン企画をはじめとする30企画以上が開催され、日本はもとより世界中から注目される国際映画イベントです。昨年のコンペティション部門では世界67の国と地域から600本以上の作品の応募があり、その規模と内容はアジア最大の映画祭にふさわしい密度を誇っています。

主要部門
・コンペティション
・特別招待作品
・アジアの風
・日本映画・ある視点
・animecs TIFF
・Natural TIFF(仮称)
・ワールド・シネマ

第21回からの取り組み
第21回からの東京国際映画祭は、世界の映画祭を目指すイノベーティブな試みとして「eco」をテーマに各種展開を行い、映画祭ゲスト、ファン、スポンサーが楽しみながら参加できる映画祭を目指します。

・グリーンカーペットの実施
・Natural TIFF(仮称)部門の新設
・エコロジー大賞(仮称)を設定

以上