2006年に日本で公開され興収68億円、560万人動員を記録、全世界で興収約800億円という驚異的な大ヒットを記録した『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』から2年。全世界待望の第2章『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』が遂に完成した。
5月16日の全米公開に先立ち、5月7日(水)にアメリカ、ニューヨークの歴史あるジーグフェルド劇場にてワールド・プレミアが華々しく開催され、日本語吹替え版で「白い魔女」の声優を務める女優の大地真央と、昨年7月に挙式をあげた夫でインテリアデザイナーの森田恭通氏が出席した。

大地の出席は、製作&配給のウォルト・ディズニーからの招待によって実現した。着物の柄を思わせる花柄があしらわれた薄紫色のウンガロのロングドレスに、ドレスと同系色のブルガリのアクセサリーをつけた大地がレッドカーペットに現れると、その凛とした美しさに海外マスコミのカメラの放列から一斉にフラッシュを浴びせられる。中には、「皇室の方ですか?」と海外のテレビメディアから質問されるなど、出演者に負けず劣らずの注目を集めていた。夫でインテリアデザイナーの森田氏と仲むつまじく手をつないでレッドカーペットを歩くと、各国のテレビ局から次々とマイクが向けられていた。

初めてのワールド・プレミア出席について、「ショービジネスの中心地であるNYで、このようなプレミアに参加させていただいて光栄です」と大地が語れば、森田氏は、「世界中のメディアがこの映画の出来に注目しているという、ものすごいパワーを感じる」と語った。『ナルニア国物語』の出演者たちとは、前作のジャパンプレミアの際に会っており、特に大地さんが吹替えを担当する白い魔女を演じる、本年度アカデミー助演女優賞受賞のティルダ・スウィントンとは、お互い同じ役を演じるという親近感のせいか、抱擁を交わし、再会を喜びあっていた。他の出演者とは、前作のジャパンプレミアで話題になった、大地が「白い魔女」に扮し、武道館の舞台高く舞い上がったパフォーマンスの話で盛り上がっていた。また、第2章の主役、カスピアン王子を演じる若手俳優ベン・バーンズや、前作に続きナルニアの創造主アスランの声を演じる名優リーアム・ニーソンともレッドカーペットで歓談した。

昨年の7月に挙式を済ませた大地と森田氏だが、一緒にニューヨークに滞在するのは今回が初めて。滞在中は、森田氏のプロデュースするレストラン「MEGU」で食事を楽しんだり、ブロードウェイミュージカルを見たりと2人だけのリラックスした時間を過ごしたそう。レッドカーペットでは、終始手を繋ぎ森田氏に寄り添いながら、メディアの質問に答えるラブラブモード全開の二人の姿が印象的だった。
ワールド・プレミアは、「始まる前から、会場の空気が熱気で盛り上がっていた」と森田氏が語るとおり、拍手のなか上映が始まり、終映後にはスタンディングオベーションが起こったのだとか。大地は、「期待以上に感動して、涙が出てしまった」そうで、「前作より更に面白くて、ちょっと大人っぽい感じもする」と率直に意見を語った。会場となったジーグフェルド劇場は、由緒ある映画館。インテリアデザイナーの森田氏は、劇場の中のアンティークな雰囲気に惹かれたそうで、「映画館のデザインも手がけてみたい」と今後の夢を語った。