4月26日(土)、竹野内豊が7年ぶりにスクリーンに戻ってきた話題の感動作『あの空をおぼえてる』の初日舞台挨拶が行われ、出演の竹野内豊、水野美紀、広田亮平、吉田里琴と監督・富樫森の5人が登壇した。

 竹野内は「皆さんに会場に足を運んでいただいて本当に感謝しています」と挨拶。水野も「今日はたくさんの初日公開の作品がある中で、この作品を選んで観に来て下さった皆さんのセンスは素晴らしいです」とコメントし、会場には笑いと大きな拍手が起きた。監督・富樫は「この作品は何年も前から作りたかった作品で、素晴らしいキャストとスタッフが集まってくれました」と語った。

 兄妹役を演じた子役2人は父親役の竹野内と母親役の水野の印象を問われ、広田は「とても優しくしてもらいました。竹野内さんには…」と話始めたところ、MCから「‘さん’付けなのですか?気を使っているのですね(笑)」とつっこまれ、はにかむ表情を見せた。吉田は「お母さん(水野)とてるてる坊主を一緒に作ったり、話したりすることが楽しかったです」と、とても緊張した様子で話していたが、水野がすかさず「ガールズトークです!先輩として恋の相談に乗ったり(笑)」とフォローする一幕も。
 
 また、役作りについて竹野内は「父親の子供に対する愛情の深さを表現することは実際に理論だけでは上手くいかなかったが、現場で(子役の)2人が無邪気に遊ぶ姿などを見ていて‘無性に守りたい’という気持ちになり、その気持ちのままでいいのではないかと思い演じました」。そして最後に本作が、小さなシーンでもいいので観た人の心に残り続けて欲しいと思いを述べた。

 さらに舞台挨拶の後、チケット売り場の真上にあるバルコニーに5人が登場し垂れ幕を垂らすというサプライズイベントが!劇場に駆けつけた多くの観客に温かく迎えられ、本作が多くの人々の心に大きな反響を与えていることがうかがえた。

(Report:Masako Imai)