福田沙紀初主演映画『櫻の園-さくらのその‐』が4月17日(木)にクランクインを迎え、現在順調に撮影が行われている。本作は18年前に日本アカデミー賞優秀賞ほか、21冠の映画賞を受賞し、話題となった『櫻の園』と同じ中原俊監督がリメイクではなく、原作の「櫻の園」をイメージし、全く新しい「櫻の園」を作り上げようとする挑戦作。
主演の福田沙紀は映画初主演。そして『受験のシンデレラ』の寺島咲、渡辺謙を父に持つ人気モデルの杏、AKB48の大島優子、「セブンティーン」専属モデルの武井咲、はねゆりら、次世代を担う若手スターが出演している。ロケ地の一つである山形県寒河江市にて、快晴の満開の櫻の下、先日記者会見が行われた。

Q.18年という長い期間を経て再び「櫻の園」を映画にするというのは?
中原:前作は演劇部の一日一瞬を捉えた映画であった。今回は長い伝統の中の女子高の演劇部を捉えます。演劇部が新たに生まれ変わる、という話にしたい。

Q.それぞれの出演者の役柄と意気込み
福田:結城桃(ゆうき・もも)役の福田沙紀です。初めての主演作となりますが、きばりすぎないようにしたい。演じる<桃>は一生懸命頑張る子というより、天才肌の子。マイペースな感じなんです。自分らしさを出しながら演じていきたいと思います。

寺島:赤星真由子(あかぼし・まゆこ)役の寺島咲です。『櫻の園』は今しか出来ない、輝いた時の瞬間を見せられる映画だと思います。凛とした役なので、姿勢、身振りなどもきちんと見えるように心がけたいです。いい作品になるように頑張ります。

杏:沙紀、咲ときたので、私もサキならいいのですが……。小笠原葵(おがさわら・あおい)役の杏です。初めての映画出演です。<葵>という役は、高校の女子生徒たちの憧れの的です。陸上部のハイジャンプ選手でハイジャンプもしなければいけないし、ロシア・チェーホフ「櫻の園」の難しい台詞がいっぱいの劇中劇をやらなければならないので、とてもハードルが高いのですが頑張りたいです。

はねゆり:横田奈々美(よこた・ななみ)役のはねゆりです。この役は、明るくて人懐こいんです。(大島優子が演じる)<美登里>と仲良しで、(杏が演じる)<葵>と同じクラス。自然に見えればいいと思っています。

大島優子:沢美登里(さわ・みどり)役の大島優子です。<美登里>は女子高にいそうな、とても女の子らしい子で、活発なんだけどミーハーなところがあります。お嬢様学校の生徒というのは初めてですが、のびのびとやりたいです。

武井咲:水田真紀(みずた・まき)役の武井咲(えみ)です。初めての演技で緊張しています。不安で一杯ですが、楽しみたいです。役は舞台監督をやる1年生でちょっと生意気かな? 一生懸命やりたいです。

Q.ここ(寒河江)をロケ地に決めたのは?
中原:第一に櫻の時期が合ったことです。東北全県を回って、ロケハンの最終日に見つけ「ここだ」と思いました。見事な桜で、いい桜に出会えて、桜の神様が手助けをしてくれるんじゃないかと思っています。

Q.何故、前作から18年たってからこの映画を再び撮るのか?
中原:前作には福田さんが演じる桃は出てきていないし、今回は全く別物です。18年前にも、こんな話はあったかもしれない、18年前のもう一つの話、パラレルな話と思って欲しい。学校の演劇部を巡って起こる話はまだまだ作れそうな気もします。

Q.お嬢様学校の生徒、というのはなかなかないかと思うが、共感できる部分はあるか?
福田:衣裳合わせの時、物凄く着心地が悪かったです。制服はいいんですが、「お嬢様」という言葉が自分にあっていないのをわかってますし、お嬢様学校がどういうものなのか、近くにあったこともないので今はイメージが沸きません。ただ、私の演じる桃はもともとそういうところに馴染めない子なので、いいのかもしれません。

杏:みんな、学校の中でアウトサイダー的なとこがあるからね。

福田:そう、さばさばしているタイプが集まってる。

Q.福田さんは“地”でやってるの?
福田:地、(笑)。地は若干押えてます。今までは表に気持ちを出せない役とか強い役が多かったので、目も強い芝居になっていた。今回は和らげる方向を心がけてます。

Q.本当に女子高みたいですが、カメラが回ってないところは何を話しているか?
福田:もう、ガールズトークです。それぞれがサバサバしていて、イエーイみたいな感じ。

大島:直ぐに意気投合しました。

杏:私は一人だけ20超えなんで。若干ドキドキしてます。何とか馴染むように頑張ります。

Q.福田さんは『ヤッターマン』もあるし、大変ですね。
福田:同時進行です。場所もスタッフも違うので、切り替えられますし、違いを楽しむことも出来て、刺激的な毎日です。『櫻の園-さくらのその‐』はほんわかした雰囲気で楽しくやってます。

Q.『櫻の園-さくらのその‐』の普遍的なところを描こうというのは?
中原:今の時代だからこうなったと言うより、高校生の彼女たちが脱皮して何かを掴んでいくということは、いつの時代も変らないと思う。常にあるものを機軸としていきます。すばらしいキャストが集まったので、色んな人に色んなお芝居をしてもらいます。

Q.あえて作品のテーマを言うと
中原:“青春”ということです。前作は吉田秋生(よしだ・あきみ)さんの漫画のテイストでしたけど、今回は自分としては、チェーホフ寄りかもしれません。この少女たちが、伝統に対抗するというよりも新しく作り上げていくものです。

Q.桃は、転校生でなかなか学校に馴染めません。4月、新入生、新社会人なども悩んでいる人たちが多いかもしれません。そんな人たちに福田さんからエールを!
福田:誰でもいきなり新しい環境で馴染むことはなかなか出来ないと思います。この映画撮影でも同じでした。不安も期待もあります。人とあわせることに一生懸命になることも多いと思いますが、自分らしさも大切だと思います。社会、学校に進んで新しい環境で自分らしさを大切にして、一緒に頑張って行きましょう。

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