ヴェネチア映画祭最優秀女優賞、審査員特別賞受賞、本年度アカデミー賞助演女優賞ノミネートの話題作「アイム・ノット・ゼア」の4/26(土)公開を記念して森三中・黒沢かずこが<生きる伝説>のミュージシャン、ボブ・ディランに扮した熱唱ステージとトークイベントを開催した。
ボブ・ディランの名曲「ライク・ア・ローリング・ストーン」(1965年リリース)のイントロがかかると同時に、舞台袖の扉から<平成の歌姫>千手観音かずここと黒沢が勢いよく登場。水玉のシャツ&ネクタイ、パンツスーツに身を包み、モジャモジャ頭でギターを抱えるその出で立ちはまさにボブ・ディランそのもの。
ディラン役をオスカー女優ケイト・ブランシェットやリチャード・ギアら6人の豪華スターが演じている映画『アイム・ノット・ゼア』にちなんで”7人目のディラン”として、熱唱ライブ・・・
のはずが、千手観音キャラの芸風よろしく、ハミングとテキトーな歌詞とで、観客を沸かせた。

■ディランになりきって歌った感想
黒沢:歌い手としてはカヴァーしたい曲ですよね。一生懸命似せてきました。靴は、さっき買ってきました!でも今日の衣装、本当にサングラスがあってよかったですよー、こわくて前がみれない。自分としては、井上陽水さんみたいですかね。ディランのファンの方には申し訳ないけど7人目のディランとして見て欲しいです。
今日唄った「ライク・ア・ローリング・ストーン」は、いつまでも色あせない曲ですね、色んなストーリーを描いていて、ディランをよく知らない私でも、すごく思い出に残る曲。自分でも勝手にストーリーが思いついてしまいました。私のストーリーは、テキーラとか出すようなショットバーで、男性と出会い意気投合して、その男性の家に、馬の後ろに乗せてもらって行く。そして子供ができて4人で楽しく暮らす。という感じですね。この映画を観て、リアルタイムでは知らない曲を映画でたくさん聞けて、そしたら聞いたことのある曲ばっかり!(ディランは)日本にホフ・ディランだっているし、多くの方に影響を与えてらっしゃる方ですからね。ボブ・ディランは生きる伝説といわれていますが、私も、生きている限り誰かの頭の中には残りたいですよね。同じ歌手として(客席 笑)そんな歌い手になれたらな、と思っております。

■映画の感想
映画で一番印象に残っているのは、少年が演じているディラン。その子が大人びたことを言うのだけど、自分が子供のときも、両親が飲食店なのでどこか連れて行ってもらう機会とかなくて大人びていて。自分を20代だと思ってました。そんな自分と繋がったんです。自分はひとりでいきていくと思っていてその頃のほうが強かったですね・・・。自分が主人公になっている気分になる映画です。この映画は謎が多いので、私もミステリアスな感じでいられたら、と。

■映画の見所は?
とてもオシャレな映画で、観ていて自分が絵の中にハマっているような感じになるんです。みたあとで楽しい人生を歩いていただけたら、自分の曲をつくってくれたら、そのとき、あなたが7人目のディラン。そうなってもらえたらなと思います。誰もが7人目のディランになれる映画です。

■ブログに近く結婚するような旨を書いた情報について
森三中は2人結婚してしまいましたので1人ぼっちだけど、光浦さんと仲良いので安心してます(笑)。ブログは、全然騒いでくれないから自分で書きました・・・。一部の方(まちゃまちゃ他)に言われて、いつの間にかそうなってたらいいなと思って…。 だんだんそんな気分になってきて、最近は買い物も2人前です。でもただ太るだけ。料理して、「え?どーする?先に食べちゃおうか?」とかひとりで、家で話してます。
嫁入り道具にはトースターとも決めてますよ。村上さんも高島さんも急でしたからね、出会いはショットバーでもそこらヘンでも、出会ったらすぐに…一年後でも二年後でも、こういうことがあれば(笑)。