『猟奇的な彼女』『僕の彼女を紹介します』など多くの作品を手がけているクァク・ジェヨン監督が『僕の彼女はサイボーグ』の新作を発表した。4月15日、ルーブル丸の内にて綾瀬はるか、小出恵介、クァク・ジェヨン監督、山本又一朗プロデューサーの豪華ゲストが参加し、映画『僕の彼女はサイボーグ』の完成披露試写会が行われた。監督クァク・ジェヨンにとって、今回初の日本での映画制作を行った作品となった。今回の完成披露試写会では、劇中で何度もバースデーケーキに顔を押し込められた小出が、綾瀬と一緒に来月誕生日を迎える監督に仕返しをするというサプライズも行われた。

●綾瀬さんはサイボーグ役と聞いて、どう感じましたか?
綾瀬「サイボーグという役は初めてだったので不安に思いましたが、スタッフの方にロボットの動きはこうだよと教えていただきました」
●小出さんは、共演した綾瀬さんはどうでしたか?
小出「前にも共演したことがありましたが、あまり話さなかったのですが、(今回共演してみて)まるで昔からの地元の知人のようで、スーとなじんでゆきました」
●小出さんは今回のサイボーグの彼女が、現実にいたらどうですか?
小出「もし(現実に)いたとしたら、僕はサイボーグの彼女を大いに大事にしますね(笑)」
●サイボーグ役を演じられたことはどう思いましたか?
綾瀬「おもいっきり人をなぐったりすることは普段そうないことなので、楽しんでやりました」
●強い女の人がいて振り回される男の人という二人の恋愛関係についてはお二人はどう思いますか?
綾瀬「ぐいぐい引っ張るのはどちらでもいいと思いますね」
小出「女の子に引っ張られるのも良かったです。強引な女の子も可愛いと思います」
●ジェヨン監督は、二人の魅力についてどのように思いましたか?
ジェヨン監督「きっとこの作品をみた人なら、この二人の魅力というものがわかることかと思います。この映画を作ることが出来て本当に良かったです。」

多くのコメントをした後に、今回の完成披露試写会では、綾瀬&小出の仕返しということで、ジェヨン監督はバースデーケーキに顔を押し込められるというサプライズがあった。ジェヨン監督は「劇中では、仕返しするつもりでやれとは言ったが、まさかこんな日が来るとは思わなかった。もう誕生日近くに来日はしません(笑)」とケーキまみれな顔で笑顔に話した。その際「また小出君を使いたい」ともコメントした。そんな監督のコメントに、小出は「うれしいです」と微笑み答えた。小出は本作ではワイヤーアクションも多く行い、「失神したこともあった」という体をはっての演技をした。綾瀬は普段簡単には出来ない「人をなぐる」ということをおもいっきり、楽しくやったという全力投球での演技。そんな本作品の完成度は高いことを感じさせた。

(Report:大倉真理子)