“首のない自由の女神”という圧倒的存在感のポスタービジュアルで話題の『クローバーフィールド/HAKAISHA』。3月26日にはお台場海浜公園の自由の女神と奇跡の対面を果たした“首のない自由の女神”が、今度はジャパンプレミアの舞台となる東京ドームシティに姿を現す!!

1日(火)に開催されたジャパンプレミアにはとにかく大規模。本作の予告編が会場で流れる中、話題の“首のない自由の女神”シーンに差し掛かったところで大量のスモークと共に、舞台上に撮影で使用されたN.Y自由の女神と実物大の女神の頭部がごろりと現れると、スクリーンから飛び出してきたような迫力ある演出に観客たちも大盛り上がり。
その女神の後ろから、来日を果たした次世代のスピルバーグと名高いJ.J.エイブラムスをはじめとするスタッフ、キャスト陣が登場するとさらに会場は興奮の渦に包まれた。

プロデューサーであるJ.J.エイブラムスは、謎の多い本作についてこう述べた。
「最近の映画は予告編でかなり多くのことを語りすぎていると思わないか? 本作については皆さんの想像力をかきたてるため、たくさんの謎を残したいと思ったんだ。だからこれまた謎の予告編を作ったのさ」

マット・リーヴス監督はと言うと、「毎晩、諦めていたよ(苦笑)」。しかし、「最大のチャレンジだったのは、現実には絶対にありえないようなことが、あたかも起こっているかのように見せること。そういった演出にはとても苦労したね。でも、脚本とキャスト、そしてJ.J.をはじめとするすばらしいスタッフたちに恵まれて撮りきることができた。それは、僕にとってもすばらしい体験になったよ」と笑顔で語った。

ふたりのコメントではまだまだわからないことだらけの本作。とにかく、実験的な映画だったこと、そして次回作の製作が決定していることからもキャストとスタッフの努力が実り、大成功を収めたことは確かだ。

また、当日は来場セレブとして眞鍋かをり、夏目ナナ、叶姉妹、デンジャラス、赤井英和、そして世界的マジシャンでJ.J.との交流も深いセロも駆けつけ、ジャパンプレミアにより一層の華を添えていた。

(Report:Naomi Kanno)