『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』の大ヒットメーカー、ローランド・エメリッヒ監督最新作『紀元前1万年』(4月26日公開)がついに完成を迎え、現地時間3月5日(水)夜=日本時間6日(木)午前に、米国・ロサンゼルスのチャイニーズ・シアターでUSプレミアが開催されました。「ヴォーグ」誌から06年のベスト・ドレッサーに選ばれた若手実力派女優の主演:カミーラ・ベル、スティーブン・ストレイトを始め、本作スタッフ・キャストが出席するほか、テニス界の妖精“マリア・シャラポワ”も駆けつけるなど華やかなプレミアとなり会場は盛り上がりました。

<プレミア出席者(本作スタッフ・キャスト)>
カミーラ・ベル、スティーブン・ストレイト、クリフ・カーティス、ローランド・エメリッヒ(監督)ほか
<プレミア出席者(招待者)>
ティム・ロス、ジェームズ・ウッズ(「Be Cool」)、マリア・シャラポワ、クリス・エバンス(「ファンタスティック・フォー」シリーズ主演)ほか

午後7時からのプレミアのため集まった大勢のファンがカミーラ・ベル、ローランド・エメリッヒ(監督)らの到着を待ち、レッドカーペットは大歓声に包まれた。
シックなスーツ姿で登場したローランド・エメリッヒ監督(52)は2年半もの間、本作に取り組んでいた。見所については、「今まで見たことのない世界に観客を迷い込ませることだね。それといくつか大きな驚きが待ってる」とコメント。主演2人については、「僕は最初からこの映画にはあまり顔が知られていないけどいい役者が必要だった。それで新しい役者を発掘しないといけないと感じていて、出会ったのがこの二人なんだ。彼らのキャスティングについてはとても誇りに感じているよ」と絶賛。
 ヒロイン、エバレット役を演じたカミーラ・ベル(21)は黒のアジアンテイストが含まれたドレスで妖艶に登場。「彼はこの手の映画作りを本当によく分かっているの。スペシャル・エフェクトは素晴らしいし、ストーリーは生き生きしているし、彼は本当にこういった映画をどうやって作るかを心得ているの」と監督を絶賛した。

また、テニス会の妖精マリア・シャラポワもドレス姿で会場に駆けつけ、本プレミアに大きな花を添えた。

<ローランド・エメリッヒ監督>

Q:今日の気分はいかがですか?

いいよ。ぼくの家は直ぐそこだしね。

Q:何年ぐらいこの作品に関わっていたのですか?

2年半だよ。今までで一番長かったね。

Q:作品の仕上がりには満足していますか?

いいよ。もう次の作品に取りかかっているけど。

Q:この作品の一番の見所はなんですか?

今まで見たことのない世界に観客を迷い込ませることだね。
それといくつか大きな驚きが待ってるんだ。ぼくもはいつも観客を驚かせるのが好きなんだ。

Q:地球の温暖化のことがよく話題になりますが、この作品にもなにかそういったメッセージが込められていますか?

そうだね。ぼくはこの映画を作る上でなにか私たちの世界と関係するものを入れたかったんだ。それで私たちはヒーローに世界を一つにまとめさせることにしたんだ。分離するのではなくね。私たちの回りを見てよ。いつも人々は分かれているよね。アメリカでも政治とか実に多くのグループに分かれているでしょ。それでガンジーのように全ての国の人々を結びつけるようなヒーローを描きたかったんだ。みんなを一つにまとめるようなね。

Q:スティーブンとカミーラのキャスティングについて聞かせて下さい。

ぼくは最初からこの映画にはあまり顔が知られていないけどいい役者が必要だって思っていたんだ。それで新しい役者を発掘しないといけないと感じていて、出会ったのがこの二人なんだ。彼らのキャスティングについてはとても誇りに感じているよ。

Q:日本で「デイ・アフター・トウモロー」は大ヒットしましたが、なにか日本の観客にメッセージをお願いします。

この作品も日本で大ヒットすることを期待しているよ。

<スティーブン・ストレイト>

Q:今日の気分はいかがですか?

アメイジングだよ。興奮しているね。

Q:こんなに大きなプレミアは初めてですか?

このサイズは初めてだね。アメイジングだよ。

Q:日本に行ったことはありますか?

ないんだ。いつも行きたいと思っていて、来月行くことになるんじゃないかね。

Q:そうですか。エメリッヒ監督の作品は日本でもとても人気がありますが、
なにか日本のファンにメッセージをいただけますか?

彼らにも気に入ってもらえるといいね。この映画には人々が楽しめるいろんな要素が詰まっているんだ。アドベンチャーやアクション、CGIの猛獣やラブストーリーといったみんなが楽しめるものが全部入っているからね。

Q:エメリッヒ監督との仕事でなにがよかったですか?

ローランドは全てのことを実にうまくこなすんだ。多くのスタッフやもの凄い数のキャストを見事に操り、最悪の天候でも常に笑顔を絶やさない。本当にあらゆることを見事にまとめあげるんだ。彼との仕事は本当にアメイジングだった。

Q:役作りはどうされましたか?

アクセントのトレーニングをやったよ。どこのアクセントというのがはっきり分からないようにしたんだ。それにかなりのフィジカル・トレーニングをやったね。全て一から作り上げないといけなかったんだ。なにも見本となるものがなかったからね。

Q:アクションシーンについてはいかがですか?かなりCGIが使われていますが?

アクションはかなりハードだった。最初は現場になにもない(後からCGで足すので)から少しぎこちない感じだったけど、一度コツを掴めば後は想像力を働かせてやることが出来たよ。

<カミーラ・ベル>

Q:エメリッヒ作品に出演出来る魅力について聞かせて下さい。

彼はこの手の映画作りを本当によく分かっているの。スペシャル・エフェクトは素晴らしいし、ストーリーは生き生きしているし、彼は本当にこういった映画をどうやって作るかを心得ているの。

Q:この撮影に6ヶ月かかっていたそうですね?

そうなの。6ヶ月撮影していたわ。

Q:一番大変だったのはなんですか?

ニュージーランドの雪の中での撮影ね。凄く寒かったわ。私は暖かいのが好きなタイプだから。

Q:日本に行く予定ですか?

そうなるといいわ。日本で会いましょう。

★ゴールデン・ウィーク映画にふさわしい、体感型アクション・アドベンチャー『紀元前1万年』。
全米公開は3月7日(金)。日本公開は、4月26日(土)より丸の内ピカデリー1他全国にて。